【ボードゲームアリーナ ルール解説 フラックス(Fluxx)】ルールとゴールはプレイヤー次第!めちゃくちゃなカードゲーム

BGAルール解説

どうも。

今回は、ボードゲームアリーナで遊べるルールとゴールが変わり続けるカードゲーム『フラックス』のルールを解説していきます。ルールとゴールがプレイヤー次第で常に変わり続ける変わったカードゲームなので、ぜひ一度遊んでみてください。

ゲームの概要

・フラックスはどんなゲーム?

フラックスは、基本ルールを除き、ルールとゴールが常に変わり続けるカードゲームです。ゲームの詳細は以下の通りです。

プレイ人数:2~6人
プレイ時間:7分
難易度:2/5
戦略:3/5
運:3/5
やり取り:3/5

※BGAより参照

・デザイナーの紹介

フラックスのデザイナーは、アンドリュー・ルーニー氏です。BGAで遊べる『ジャスト・デザート』のデザイナーでもある他、フラックスにも様々な派生のゲームをデザインされています。

ゲームのルール

・ゲームの勝利/終了条件

プレイヤーが指定したゲームの勝利条件を満たしたプレイヤーがいるとゲームが終了し、そのプレイヤーの勝利となります。

・ゲームの準備

この準備はBGAでは自動で行われます。

各プレイヤーに3枚のカードが配られ、残りカードを山札とします。

・ゲームの流れ

各プレイヤーは、基本的に山札からカードを引き、手札からカードをプレイするというアクションを行います。「基本的に」というのは、このゲームは出したカードによってルールが変わります。

ゲーム開始時は、「手番の始めに山札からカードを1枚引き、手札からカードを1枚プレイする」というアクションを行います。「カードをプレイ」とは、カードを場に出し、効果を使用することです。カードには4種類あります。

なお、山札のカードがなくなった場合は、捨て札になったカードをシャッフルし山札とします。

①ルールカード(黄色)

ルールカードは、このゲームに新たなルールを追加するカードです。

ルールカードには、主に3種類あります。

●基本ルール
基本ルールを変更するルールカードです。最初に山札から引く枚数を変更したり、プレイする枚数を変更したりすることができます。

●制限ルール
場の状況を制限するルールカードです。手番終了時の手札の上限を設定したり、後述するアイテムを場に出せる枚数の上限を設定したりすることができます。

●追加ルール
新しいルールを追加するルールカードです。基本的には、1手番に1回使えるフリーアクションを追加することができます。フリーアクションは設定されたタイミングで使用することができます。

なお、新しくプレイしたルールカードのルールが、すでにプレイ中のルールと矛盾する場合は、古いルールカードを捨て札とし、新しくプレイしたルールカードを場に置きます。

さらに、新しく置いたルールカードのルールは即座に適用されます。例えば、手番の始めに1枚ドローしてから「4枚ドロー」のルールカードを出した場合、そのプレイヤーは残りの3枚をドローします。また、「手札上限1枚」のルールカードを出した場合、出したプレイヤー以外のプレイヤーは手札を1枚になるまで捨てなくてはなりません。

②ゴールカード(赤色)

ゴールカードは、このゲームの終了条件を設定するカードです。

このゴールカードを設定しない限り、ゲームを終えることはできません。このゴールカードの条件を満たしたプレイヤーの勝利となります。

なお、すでにゴールカードが設定されている状態で、新しいゴールカードを設定した場合は、古いゴールカードは捨て札となり、新しいゴールカードが設定されます。

③アイテムカード(緑色)

アイテムカードは、基本的にゲームの終了条件となるカードです。

アイテムカードは自分のアイテムエリアに置きます。アイテムカードはルールによって制限が設定されない限り、何枚でも置くことができます。

④アクションカード(青色)

アクションカードは、様々な効果を適用するカードです。

アクションカードをプレイし捨て札とすることで、効果を適用します。なお、効果が無効の場合でもただ捨て札にすることができます。

以上のアクションを繰り返し、プレイヤーの誰か1人が設定したゴールカードの条件を満たすとゲームが終了し、そのプレイヤーの勝利となります。なお、2人以上が同時にゴールカードの条件を満たした場合は、ゲームは続行となります。勝者が1人になるまでゲームは終わりません。

・追加ルール

フラックスの追加ルールには「クリーパーパック」があります。

このクリーパーパックを「含む」にすると、4枚のクリーパーカードとその他のルールカードやゴールカードが追加されます。

クリーパーカードは山札から引くと、自動的に自分のアイテムエリアに配置され、クリーパーカードの枚数分新しく山札から引きます。

クリーパーカードは共通して、例外を除きアイテムエリアにあるとゴール条件を満たしたとしても勝利できないという効果があります。クリーパーカードは特定の条件で自分の場からなくすこともできます。

クリーパーカードの詳細は以下の通りです。

●死
このカードが手番開始時にアイテムエリアにあると、他のアイテムエリアにあるアイテムカードあるいはクリーパーカードを1枚捨て札にします。なお、手番開始時にこのカードのみの場合は、このカードを捨て札にすることもできます。

●戦争
自分の場にこのカードと「平和」のアイテムカードがある場合、「平和」のアイテムカードを他プレイヤーのアイテムエリアに移動させる必要があります。

●税金
自分の場にこのカードと「お金」のアイテムカードがある場合、このカードと「お金」のアイテムカードを捨て札にすることができます。

●放射性ポテト
ゴールが変更されるたびに、手番の逆順にこのカードが移動します。

このゲームを遊んでみて

ゲームが進むごとにめちゃくちゃになってきます(笑)。特にフリーアクションは増えてくると何ができて何ができないのかいったん整理したくなりますね。BGAではプレイ時間が7分となっていますが、3分で終わることもあれば、ゴールが中々合わないと15分くらいかかることもあります。アイテムカードやゴールカードもどんどんプレイせず、残せるなら手札に残しておくのもひとつの手ですね。

ルールとゴールがどんどん変わるカードゲーム『フラックス』、ぜひ一度遊んでみてください。

それでは、また次の記事で。

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