【ボードゲームアリーナ ルール解説 ルクソール(Luxor)】財宝いっぱいでゴールを目指せ!遺跡探索レースゲーム

BGAルール解説

どうも。

今回は、ボードゲームアリーナで遊べる遺跡探索レースゲーム『ルクソール』のルールを解説していきます。普通のすごろくのようなレースゲームと違い、進める駒が増えて行ったり、時には戻ったりもできるレースゲームになっているので、ぜひ一度遊んでみてください。

ゲームの概要

・ルクソールはどんなゲーム?

ルクソールは、プレイヤーが冒険家となり、遺跡の奥深くにある棺の部屋のサルコファガスを目指すレースゲームです。ゲームの詳細は以下の通りです。

プレイ人数:2~4人   プレイ時間:14分
難易度:2   戦略:3   運:3   やり取り:2   (全5段階)

※BGAより参照

・デザイナーの紹介

ルクソールのデザイナーは、リュディガー・ドーン氏です。他にも、『カルバ』や『ベガス』、『イスタンブール』などのデザイナーでもあります。

ゲームの流れ

・ゲームの勝利/終了条件

2個の冒険者駒が棺の部屋にゴールしたラウンドでゲームが終了し、最も得点を獲得したプレイヤーの勝利となります。

・ゲームの準備

この準備はBGAでは自動で行われます。

メインボードの所定の位置にタイルを配置します。またスタート位置に各プレイヤーの冒険者駒を2個、ボード上の3つアヌビス像の前に冒険者駒を1個ずつ、計5個の冒険者駒を配置します。また、棺の部屋にはサルコファガストークンを2個配置します。

各プレイヤーには、移動カードが5枚配れます。

最後に、ワイルドカードトークン、鍵トークン、スカラベトークン、ホルスカードを用意します。

・ゲームの流れ

プレイヤーは移動カードを1枚使用して、冒険者駒を1個動かすアクションを行います。

1.移動のルール

移動には様々なルールがあります。

まず、移動のために使用する移動カードは手札の両端の2枚のいずれかしか使用することができません。使用後は、新しいカードが手札の真ん中に補充されます。このゲームでは手札の順番を変えることはできません。必ず手札の両端のカードのみ使用することになります。

移動カードを使用し、自分の冒険者駒を1個動かすことが可能です。移動カードには3種類あります。

①カードの数字分進む
②前に1マス進むか、後ろに1マス戻る
③ダイスを振り、出目分進む

移動する際に、アヌビス像の前を通過した場合、アヌビス像の前にあった自分の冒険者駒をスタート位置に置きます。この冒険者駒は次の手番から同様に動かすことができます。なお、アヌビス像の前はマスとしてカウントされません。

後述しますが、ボード上のタイルがなくなると、そのマスはないものとして扱い、移動の際には飛ばします。

そして、ゴールである棺の部屋に入るには、ゴールまでぴったりの移動で、「鍵トークン」を1個支払う必要があります。

なお、どの冒険者駒も動かせない場合は、手札の両端のカードをどちらか1枚を捨て、手番を終了します。

2.移動先のタイル処理

冒険者駒を移動させたマスの種類によって処理を行います。

①オシリスタイル(赤色)

赤色のオシリスタイルに止まる冒険者駒は、タイルに書かれている数字分さらに進むことができます。BGAでは、オシリスタイルの効果によって移動できる最終地点を選択します。

なお、オシリスタイルの効果によって移動した先のタイルのマスの効果も処理します。

②財宝タイル(ベージュ色)

ベージュ色の財宝タイルに冒険者駒が止まった場合、そのタイル上にある自分の冒険者駒の数によって処理が変わります。財宝タイルには花瓶・宝石・彫像の3種類があります。

財宝タイルには、獲得するために必要な冒険者駒の数が描かれています。

冒険者駒を移動させても、その数に満たない場合は何も起こりません。
描かれている数分の冒険者駒を移動させることができれば、そのタイルを獲得することができます。獲得できると、タイルに書かれている数字分の得点が獲得できます。

さらに財宝タイルはゲーム終了時に、異なる3種類の財宝タイルがセットでボーナス得点が得られます。

タイルを獲得した後のマスは、メインボードの壁に描かれている模様の有無によって変わります。

模様が描かれていた場合、そのマスには神殿タイルが置かれます。
模様が描かれていない場合、そのマスはその後、ないものとして扱います。移動の際はそのマスを飛ばします。

③神殿タイル(紫色)

上記の財宝タイルがなくなり、ボードの壁に模様が描かれているマスには、新たに紫色の神殿タイルが置かれます。それ以降、この神殿タイルに冒険者駒を移動させると、タイルによって様々な処理が行われます。

●ワイルドカードトークン・スカラベトークン

ワイルドカードトークンのタイルではワイルドカードトークンを1個、スカラベトークンタイルではスカラベトークンを1個、どちらも描かれているタイルでは、どちらか1個を獲得することができます。
効果については後述します。

●ホルスの願い

ホルスの願いのタイルでは、描かれているマーク分のレベルのホルスカードを1枚獲得し、手札の真ん中に補充します。この処理の後は手札の補充がおこなわれません。なお、ホルスカードは常に1枚公開されるよう場に並べられます。
効果については後述します。

●トンネル

トンネルのタイルでは、1つ先のトンネルへ移動できます。戻ることはできません。なお、先のトンネルがない場合は何も起こりません。このトンネルの移動によってアヌビス像を通過した場合、通常通り通過したアヌビス像の前にある冒険者駒をスタート位置に配置します。

④ホルスタイル(黄色)

黄色のホルスタイルに止まると、鍵トークン1個か描かれているマーク分のレベルのホルスカードを1枚獲得することができます。ホルスカードを獲得すると、手札の真ん中に補充します。この処理の後の手札補充は行われません。

3.棺の部屋

ゴールである棺の部屋に入るには、上記の通り、ゴールまでぴったりの移動で、「鍵トークン」を1個支払わなければなりません。

最初に冒険者駒を入れたプレイヤーは5点のサルコファガストークンを、次に冒険者駒を入れたプレイヤーは3点のサルコファガストークンを獲得できます。なお、1人のプレイヤーがこの2つのトークンを獲得することも可能です。

2個の冒険者駒が棺の部屋に入るとそのラウンドでゲームが終了し、得点計算となります。

・ワイルドカードトークンについて

ワイルドカードトークンは、得点計算時の財宝タイルのセットボーナスの際に、どの種類の財宝タイルとして扱うことができます。なお、ワイルドカードトークン3個でセットとすることはできません。

・鍵トークンについて

鍵トークンは、上記の通り、棺の部屋に入るために必要なものです。なお、ゲーム終了時に持っていた場合は、得点計算時に1点となります。

・スカラベトークンについて

スカラベトークンは1~4点のものがあり、獲得時にランダムで獲得できます。得点計算時、その数字が得点となります。1点は4枚、2点は8枚、3点は6枚、4点は4枚あります。

・ホルスカードについて

ホルスカードは、アイコンの数が1~3まであり、数字が大きいほど効果が強くなります。ホルスカードは手札に補充されると、移動カードと同じように使用可能です。使用後は捨て札となります。

ホルスカードには限りがあります。移動カードにも同様に限りがありますが、山札がなくなった場合は、今までに捨てられたカードすべてをシャッフルして山札とするので、山札からホルスカードが出てくる可能性もあります。

ホルスカードの効果は以下の通りです。なお、画像の左から順に当てはまります。

  • 1~Xまで好きな数字分移動できる。
  • ダイスを振り、1~その出目分までの好きな数字分移動できる。
  • すべての冒険者駒をカードの数字分移動させる。移動させたマスの内1枚だけ処理する。
  • 最後尾にいる自分の冒険者駒を、その先にある自分の冒険者駒のマスに移動させる。その後、移動させたマスの効果を処理する。
  • カードの数字分冒険者駒を移動させる。この移動で止まった財宝タイルは通常より1個少ない冒険者駒で獲得できる。

・得点計算

得点計算はゲーム中に獲得した得点に加え、以下のものの合計で決まります。

①スカラベトークンの得点
②サルコファガストークンの得点
③鍵トークン1個につき1点
④冒険者駒の位置による得点

ゲーム終了時にある冒険者駒により、メインボードの壁にある数字分の得点が獲得できます。

⑤財宝タイルのセットボーナスによる得点

ゲーム終了時に持っている財宝タイルとワイルドカードトークンによってできるセットによって得点が獲得できます。

1セット:3点
2セット:7点
3セット:12点
4セット:18点
5セット:25点
6セット:33点
7セット:42点
8セット以上:52点

以上の合計が最も多いプレイヤーの勝利となります。同点のプレイヤーがいた場合は、価値の高いサルコファガストークンを持っているプレイヤーの勝利となります。

このゲームを遊んでみて

冒険者駒の管理と手札の管理が絶妙に難しいです。特に手札の移動カードは両端のカードしか使えないので、次に使う移動カードを見据えながら使っていく必要があります。大きな得点源はやはり、財宝タイルのセットボーナスになるので、積極的に様々な種類の財宝タイルを獲得するようにしましょう。ワイルドカードトークンも便利です。また、ゲーム終了時の冒険者駒の配置点も進めば進むほど大きくなるので、すべての冒険者駒をまんべんなく進めるようにしましょう。

どんどん駒が増えて、財宝を集めながらゴールを目指すレースゲーム『ルクソール』、ぜひ一度遊んでみてください。

それでは、また次の記事で。

タイトルとURLをコピーしました