どうも。
今回は、ボードゲームアリーナで遊べる減点式のトリックテイキングゲーム『パパヨー』のルールを解説していきます。毎回変わる「パパヨー」のカードは大きい減点となり、ドキドキするトリックテイキングゲームなので、ぜひ一度遊んでみてください。
ゲームの概要
・パパヨーはどんなゲーム?
パパヨーは、減点式のトリックテイキングゲームです。ゲームの詳細は以下の通りです。
プレイ人数:3~8人
プレイ時間:15分
難易度:1/5
戦略:3/5
運:3/5
やり取り:0/5
※BGAより参照
・デザイナーの紹介
パパヨーのデザイナーは、未登録となっています。なおパパヨーは、クアルトやコリドールでおなじみのGigamicから発売されています。
ゲームのルール
・ゲームの勝利/終了条件
ゲーム設定で決めたラウンド数を終えるとゲームが終了し、減点の少ないプレイヤーの勝利となります。
・ゲームの準備
この準備はBGAでは自動で行われます。
専用ダイスを用意し、1~10の数字のカードが4スート(スペード・ダイヤ・ハート・クラブ)と1~20の数字のパヨーと呼ばれるスートのカード、合計60枚をシャッフルし、プレイ人数に応じた枚数を手札として配ります。なお、7・8人プレイ時はパヨーカード以外の各スートの「1」のカードを抜いた56枚を使用します。
プレイ人数に応じた手札の枚数は以下の通りです。
プレイ人数 | 手札の枚数 |
3人 | 20枚 |
4人 | 15枚 |
5人 | 12枚 |
6人 | 10枚 |
7人 | 8枚 |
8人 | 7枚 |
・ゲームの流れ
●そもそもトリックテイキングゲームとは?
トリックテイキングゲームでは、各プレイヤーが手札から1枚のカードを順番に出し、その中で一番強いカードを出したプレイヤーが、場に出されたカードをすべて回収します。この一連の流れを「トリック」と呼び、カードを回収することを「トリックを取る」と呼びます。このトリックを繰り返すゲームのことを「トリックテイキングゲーム」といいます。
●ラウンド開始時のアクション
ラウンド開始時に、各プレイヤーはプレイ人数に応じた枚数の手札を隣のプレイヤーに渡します。渡すカードを全員が決めたら、そのカードを受け取ります。プレイ人数に応じた渡す枚数は以下の通りです。
プレイ人数 | 渡す枚数 |
3人 | 5枚 |
4人 | 5枚 |
5人 | 4枚 |
6人 | 3枚 |
7人 | 3枚 |
8人 | 3枚 |
隣のプレイヤーにカードを渡した後、専用ダイスを振ります。その出目のスートの「7」のカードが、そのラウンドの「パパヨーカード」になります。後述しますが、このパパヨーカードは大きな減点となるので気を付けましょう。
その後、トリックが始まります。
●トリック開始
まず、スタートプレイヤーは手札から好きなカードを場に出します。以降のプレイヤーはスタートプレイヤーと同じスートのカードを出さなければいけません。全員がカードを出し終えて、1番大きい数字を出したプレイヤーがトリックを取り、次のトリックのスタートプレイヤーになります。
それでは、スタートプレイヤーと同じスートのカードがなかった場合はどうでしょう。この場合は、どのスートでも出すことが可能となります。しかし、どれだけ大きい数字のカードを出しても、スタートプレイヤーと異なるスートであればトリックを取ることはできません。
上の画像では、スタートプレイヤーが「ハートの6」を出した後、他プレイヤーは異なるスートのカードを出しました。一番大きい数字のカードは「パヨーの18」ですが、スタートプレイヤーのスートと異なるため、このトリックは「ハートの6」を出したスタートプレイヤーがトリックを取ります。
なお、このゲームでは他のトリックテイキングゲームにあるような、切り札や特殊カードはありません。
●得点計算
得点計算は、トリックごとに行います。
トリックを取ったプレイヤーは、そのトリック中に出されたカードをすべて受け取ります。受け取ったカードによって得点計算を行います。
まず、パヨーカードを受け取った場合は、そのパヨーカードの数字分減点されます。複数枚のパヨーカードを受け取ると、パヨーカードの合計値分減点します。
上の画像では、「11」と「18」のパヨーカードを受け取ったので、合計29点の減点となります。
そして、そのラウンドのパパヨーカードを受け取った場合は、40点の減点となります。かなり大きな減点となるので、パパヨーカードを持っていないプレイヤーは受け取らないように気を付け、逆にパパヨーカードを持っているプレイヤーは、他プレイヤー押し付けてしまいましょう。
なお、パパヨーカード以外の4種類のスートのカードはすべて0点となります。
以上のトリックを繰り返し、手札を出し終えるとラウンドが終了し、新しいラウンドが始まります。指定のラウンド数を終えるとゲームが終了し、減点が最も少ないプレイヤーの勝利となります。
・追加ルール
パパヨーの追加ルールは、ゲームのラウンド数の設定することができます。
指定できるラウンド数は、
・1ラウンド
・プレイ人数と同数のラウンド
・プレイ人数の2倍のラウンド
・プレイ人数の3倍のラウンド
となります。
このゲームを遊んでみて
トリックを取りたくない!通常トリックテイキングゲームは、トリックを取ることをも目的とすることが多いですが、このゲームでは逆にトリックを取りたくなくなります。トリックを始めるプレイヤーは基本的にトリックを取りやすくなってしまうので、パヨーカードやパパヨーカードを押し付けられることが多くなります。ラウンド開始時の手札交換もゲームバランスをうまく調整していますね。ラウンド数はプレイ人数と同数のラウンドが一番ちょうどいいかなと思います。
トリックを取りたくなくなる減点式のトリックテイキングゲーム『パパヨー』、ぜひ一度遊んでみてください。
それでは、また次の記事で。