どうも。
今回は、ボードゲームのジャンルである「ドラフト」がお手軽に楽しめる、ボードゲームアリーナで遊べるゲーム『ドラフトサウルス』を紹介していきます。ドラフトとは、野球選手にもあるように、多くの候補の中から自分がほしいものを選ぶというジャンルになります。タイトルにもあるように、今回は自分がほしい恐竜をドラフトしていきます。自分が考える最高の恐竜動物園になるように、恐竜をドラフトしていきましょう!
ゲームの概要
・ドラフトサウルスはどんなゲーム?
ドラフトサウルスは、プレイヤーが園長となり、恐竜をドラフトして他プレイヤーに負けない最高の恐竜動物園を作るゲームになります。ゲームの詳細は以下の通りです。
プレイ人数:2~5人 プレイ時間:5分
難易度:2 戦略:3 運:4 やり取り:1 (全5段階)
※BGAより参照
・デザイナーの紹介
ドラフトサウルスのデザイナーは、アントワーヌ・ボウザ氏、コレンタン・ルブラ氏、ルドウィック・モーブロン氏、セオ・リヴィエール氏です。中でもアントワーヌ・ボウザ氏は、BGAでも遊ぶことのできる『世界の七不思議』や『花火』、『東海道』などのデザイナーでもあります。ドラフトサウルスはフランスゲーム大賞2020にノミネートされた作品として有名です。
ゲームのルール
・ゲームの勝利/終了条件
2ラウンド目が終了するとゲームが終了し、最も勝利点の多いプレイヤーの勝利となります。
・ゲームの準備
この準備はBGAでは自動で行われます。専用のサイコロと6種類の恐竜コマ(赤ティラノサウルス、黄トリケラトプス、緑パラサウロロプス、青ステゴサウルス、紫ブラキオサウルス、橙スピノサウルス)各10個を用意します。そして、各プレイヤーに動物園ボードを配ります。このボードはサマーサイドとウィンターサイドがあり、ルール設定で選ぶことができます。今回はサマーサイドをメインに説明していきます。
・ゲームの流れ
各プレイヤーは、以下の2つのアクションを行います。
なお、1ラウンドは計6ターンあります。
1.親プレイヤーがサイコロを振る
2.恐竜を選び配置する
1.親プレイヤーがサイコロを振る
このアクションは自動で行われます。親プレイヤーの名前の隣にサイコロの出目が表示されるので、次の配置アクションではこのサイコロの出目にしたがって、恐竜コマを配置します。
2.恐竜を選び配置する
ランダムに選ばれた6個の恐竜コマから1個を選び、ボードに配置します。残ったコマは次のターン自分の下のプレイヤーに渡します。操作はまず、置きたい恐竜コマを選んだ後に、置きたいエリアを選択します。
恐竜コマは先ほど振ったサイコロの出目にしたがってボードに配置します。ただし、親プレイヤーはサイコロの出目を無視して、自由な場所に置くことができます。また、次の得点計算で説明しますが、ボードの配置の仕方にもある程度のルールがあります。配置のルールは以下の通りです。
配置が終わると親プレイヤーが変わり、前の人から渡された恐竜コマをサイコロの目にしたがって配置してきます。これを繰り返し、最後の恐竜コマを配置し終えると2ラウンド目に移ります。2ラウンド目も同じく6ターン行い、ラウンドが終了するとゲームが終了し、得点計算となります。つまり、恐竜コマは全部で12個置くことになります。
・得点計算
得点は、ボードに配置した恐竜コマによって計算していきます。
ティラノサウルスだけ特殊なコマで、1体以上のティラノサウルスがいるエリアは+1となります。
①同一の森
1種類の恐竜コマしか置けません。6個まで置けて、置いた恐竜コマの数に応じて得点が得られます。
1個:2点、2個:4点、3個:8点、4個:12点、5個:18点、6個:24点
②ジャングルの王
1個の恐竜コマのみ置けます。ゲーム終了時に、このエリアに置いた種類の恐竜の数がボード上に、全プレイヤーの中で一番多かった場合、7点得られます。
③三本松
3個まで恐竜コマを置けます。種類はバラバラでも大丈夫です。3個置くことができれば7点になります。
④異種の草地
異なる種類の恐竜コマしか置けません。6個まで置けて、置いた恐竜コマの数に応じて得点が得られます。
1個:1点、2個:3点、3個:6点、4個:10点、5個:15点、6個:21点
⑤愛の大草原
何個でも恐竜コマを置くことができます。同じ種類の恐竜コマ2個につき5点になります。
⑥孤島
1個の恐竜コマのみ置けます。ゲーム終了時に、このエリアに置いた種類の恐竜コマが、他になかった場合に7点得られます。
⑦川
何個でも恐竜コマを置くことができます。1個につき1点となります。このエリアに関してはサイコロの出目関係なく置くことができます。ただ、得点は稼ぎづらいのでどうしても置けなくなった時に置くようにしましょう。
これら各エリアの合計点数が高いプレイヤーの勝利となります。
・ウィンターサイド
ウィンターサイドはボードのエリアが変わる以外に変更はありません。エリアは以下の通りです。
①整備された林
2種類の恐竜コマしか置くことができず、左から順にA・B・A・Bというように配置していきます。 置いた恐竜コマの数に応じて得点が得られます。
②展望台
1個の恐竜コマのみ置けます。ゲーム終了時に自分の下のプレイヤーのボードにその恐竜コマがある場合、1個につき2点を得られます。
③恋人たちの橋
左右に分けられていて、それぞれのエリアに何個でも恐竜コマを置くことができます。左右に同じ種類の恐竜コマを2個ペアに置くごとに6点得られます。同じ種類のペアを複数作ることも可能です。
④検疫区域
1個の恐竜コマのみ置けます。ゲーム終了時に、このエリアにある恐竜コマを任意のエリアに移すことができます。その際にエリアの配置ルールにしたがう必要があります。
⑤ピラミッド
最大6個の恐竜コマを置けます。最初は下段に3個、次に中段に2個、最後に上段に1個の恐竜コマを置きます。また、隣接するマスに同じ種類の恐竜コマを置くことはできません。得点は下段が各2点、中段が各4点、上段が7点になります。
⑥川
サマーサイドと同じです。
このゲームを遊んでみて
他にもドラフトゲームを遊んだことがありますが、ドラフトサウルスはとても手軽に楽しめるドラフトゲームです。自分の置きたいように恐竜コマを置きたくなりますが、親プレイヤーによるサイコロや各エリアの規定など、うまく置けなくてもどかしい気持ちになります。その中でも、うまく恐竜コマを置くことができると、たとえ1位にならなくとも、達成感が得られると思います。
とてもお手軽に遊ぶことができるゲームなので、「ドラフトゲームを始めて遊ぶ」という方におすすめです。ドラフトゲームを遊んだことがないという方はぜひ遊んでみてください。
それでは、また次の記事で。