【ボードゲームアリーナ ルール解説 インカの黄金(Incan Gold)】勇気のある探検家は誰だ!?ドキドキのチキンレースゲーム

BGAルール解説

どうも。

今回紹介するボードゲームアリーナで遊べるゲームは、1アクションしか行わないとても簡単なボードゲーム『インカの黄金』です。ルールが単純で、私はボードゲーム初心者と遊ぶ時のアイスブレイクとしてよく遊んでいます。少人数でも大人数でも遊ぶことができるゲームなので、みなさんも遊んでみてください。

ゲームの概要

・インカの黄金はどんなゲーム?

インカの黄金は、プレイヤーが探検家となり、廃墟の神殿の中にある宝石や遺物を手に入れることを目的とするゲームです。ゲームの詳細は以下の通りです。

プレイ人数:3~8人   プレイ時間:7分
難易度:1   戦略:2   運:4   やり取り:0   (全5段階)

※BGAより参照

・デザイナーの紹介

インカの黄金のデザイナーは、アラン・ムーン氏とブルーノ・フェデュッティ氏です。アラン氏は『エルフィンランド』を、ブルーノ氏は『あやつり人形』といった有名ゲームのデザイナーでもあります。もともとは『ダイヤモンド』という名前のゲームでしたが、アメリカで発売されるにあたり、テーマが変更されたのが『インカの黄金』となります。

ゲームのルール

・ゲームの勝利/終了条件

5ラウンド目が終了した後、勝利点を最も多く所持しているプレイヤーの勝利となります。

・ゲームの準備

この準備はBGAでは自動で行われます。まず、山札とラウンドカードが用意され、各プレイヤーに2種類のアクションカードとテントが配られます。山札の内訳は以下の通りです。

宝石カード:15枚
1,2,3,4,5,7,9,11,13,14,15(3,5,7,11は2枚ずつ)
障害カード:15枚
5種類(ミイラ・クモ・ヘビ・岩・炎)が3枚ずつ

2ラウンド目からは「遺物カード」が各ラウンドに1枚ずつ追加されます。

※BGAではこの内訳ですが、実物では17の宝石カードがある他、9の宝石カードも2枚あるようです。

・ゲームの流れ

まず、山札から1枚めくられ、その後各プレイヤーは2つのアクションの内1つを選択します。

0.山札がめくられる
1.「探検を続ける」を選択する
2.「キャンプへ戻る」を選択する

0.山札がめくられる

このアクションは自動で行われます。めくられたカードによってそれぞれの処理が行われます。

・めくられたカードが宝石カードだった場合

めくられたカードが「宝石カード」だった場合は、カードの数字分の宝石を各プレイヤーに分配します。分配して余った宝石はカードの上に残ります。上の画像では、11の宝石カードがめくられ、5人プレイヤーがいるので2個ずつ宝石が分配され、残りの1個は宝石カードの上に残りました。

・めくられたカードが障害カードだった場合

めくられたカードが「障害カード」だった場合は、はじめは特に何もありません。ただし、同じ種類の障害カードが2枚めくられた場合は、即座にそのラウンドが終了します。あくまでも同じ種類のカードが2枚めくられた場合なので、5種類すべての障害カードがめくられることもあります。

・めくられたカードが遺物カードだった場合

めくられたカードが「遺物カード」だった場合は、特になにもありません。

1.「探検を続ける」を選択する

「探検を続ける」を選択した場合は、そのラウンドのゲームを続けることができ、また山札からカードがめくられます。そのため、宝石カードがめくられた場合はさらに宝石を得ることができます。この選択をすることでより高得点を目指すことができます。ただし同じ種類の障害カードがめくられた場合は、そのラウンドで得た宝石はすべて失われ、次のラウンドに移ります。

2.「キャンプへ戻る」を選択する

「キャンプへ戻る」を選択した場合は、以降そのラウンドのゲームが続けられなくなる代わりに、今まで得た宝石と、宝石カードの上にある余っている宝石を得ることができます。この選択を選んで初めて宝石を獲得することができます。なお「キャンプへ戻る」を複数人選択した場合は、宝石カードの上の宝石は分配され、割り切れなかった分はそのままカードの上に残ります。上の画像では、21個の宝石を持って帰ることができました。
また、山札からめくられた遺物カードは、「キャンプへ戻る」を選んだプレイヤーが一人だった場合、そのプレイヤーが遺物カードを得ることができます。複数人いた場合は、遺物カードはそのまま場に残ります。
なお、キャンプへ戻った他プレイヤーの宝石の数は見えなくなってしまいます。なんとなくでもいいので、どのくらい宝石を持って帰ったか覚えておくようにしましょう。

このアクションを繰り返し、全員がキャンプへ戻るか、同じ種類の障害カードめくられると、そのラウンドは終了し次のラウンドへ移ります。
なお、障害カードによってラウンドが終了した場合は、その種類の障害カードは1枚ゲームから除外されます。つまり、以降のラウンドからその種類の障害カードが出にくくなります。
また、ラウンド終了時に遺物カードが残っていた場合は、その遺物カードはゲームから除外されます。

・得点計算

5ラウンド終了後、ゲームが終了し得点計算となります。

得点は宝石の数と遺物カードで決まります。
遺物カードは1~3枚までは1枚につき5点、4,5枚目は1枚につき10点となります。
この合計が一番多いプレイヤーの勝利となります。

このゲームを遊んでみて

何度も言いますが、簡単でおすすめのゲームです。どこまで探検を進めて宝石を得ることができるか、複数の障害カードが出てしまった時のドキドキ感、自分一人で探検を進めることができれば宝石はすべて自分のものですが、その分リスクが高まってしまうというチキンレースを楽しむことができます。また、カードの上に残った宝石や遺物カードによって、より利益を得ようとする他プレイヤーとのバッティングゲームとしても楽しむことができるゲームです。私自身よく考えがかぶる友達がいて「なんでかぶるんだよ~!」と叫んでいました。

ルールもプレイも簡単なので、ぜひ遊んでみてください。

それでは、また次の記事で。

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