【ボードゲームアリーナ ルール解説 炎のピラミッド(Flaming Pyramids)】炎上!爆発!崩壊!不安定なピラミッドを組み立てろ!

BGAルール解説

どうも。

今回は、ボードゲームアリーナで遊べる、みんなで不安定なピラミッドを建設するゲーム『炎のピラミッド』のルールを解説していきます。みんなで協力して1つのピラミッドを建設すると思いきや、誰かのせいでピラミッドが燃えたり、爆発したりして、崩壊を引き起こすてんやわんやするゲームなので、ぜひ一度遊んでみてください。

ゲームの概要

・炎のピラミッドはどんなゲーム?

炎のピラミッドは、プレイヤーが藁や木、石を持ち寄って1つのピラミッドを作りますが、すぐにそのピラミッドが炎上や爆発、崩壊が起こります。一番最初に材料をなくし、作業を終えることを目指すゲームです。

・デザイナーの紹介

炎のピラミッドのデザイナーは、ノーバート・アベル氏です。石や木で作るならわかりますが、藁で作るピラミッドはどんな感じなんですかね?(笑)

ゲームのルール

・ゲームの勝利/終了条件

自分の持っているタイルをなくすことができるとゲームが終了し、タイルをなくしたプレイヤーの勝利となります。

・ゲームの準備

この準備はBGAでは自動で行われます。

下から(11・8・7・6・5・4・3・2・1)マス、9段のピラミッドが中央に用意されます。

下記のタイル計45枚をシャッフルします。タイルには「材料・重さ・色」の3つの特徴があります。

  • 藁タイル(12枚)
    重さ→2・4・6
    色→赤・青・緑・黄
  • 木タイル(16枚)
    重さ→10・20・30・40
    色→赤・青・緑・黄
  • 石タイル(12枚)
    重さ→60・100・120
    色→赤・青・緑・黄
  • 石臼タイル(1枚)
    重さ→200
    色→虹色(ワイルド)
  • 石炭タイル(2枚)
    重さ→1
    色→緑・黄
  • 発火装置タイル(2枚)
    重さ→7
    色→赤・青

そして、これらのタイルをプレイ人数に応じた枚数分を各プレイヤーに配ります。
配る枚数は以下の通りです。なお、偶数人でプレイする場合は、余ったタイルをピラミッドの一番下の段の中央に配置します。そのタイルが「石炭・発火装置タイル」だった場合は、ゲームから除外します。

プレイ人数配るタイル余るタイル
2人22枚1枚
3人15枚
4人11枚1枚
5人9枚
6人7枚3枚

配られたタイルは、5枚を手札とし、残りを山札とします。

・ゲームの流れ

このゲームでは、自分の手番で手札から1枚のタイルをピラミッドのマスに配置し、山札から手札を1枚補充するアクションを行います。タイルの配置には以下のルールがあります。

タイルは基本的に、2枚のタイルの上に配置していきます。もし2枚のタイルの上に置けない場合は、一番下の段のタイルに隣接して配置します。

タイルを置いた後は、以下の4つの判定が順に行われます。

①崩壊

2つのタイルの上にタイルを配置する際に、以下の2つの条件をどちらも満たせない場合は「崩壊」が起こります。

  • 2枚のタイルのうち、どちらかと同じ重さのタイルである
  • 2枚のタイルのうち、どちらかと同じ色のタイルで、かつ2枚の重さの合計以下の重さのタイルである

崩壊が起こった場合、下にあった2枚のタイルはなくなり、崩壊を起こしたプレイヤーの山札の一番下に移ります。さらに、空いたマスに配置したタイルを移動させます。移動させた後も、再び判定が最初から行われます。そのため、崩壊が連鎖して起こることもあります。なお、下にあるタイルが1枚になった場合も、判定は行われます。

②爆発

石炭タイル同士、発火装置タイル同士、あるいは石炭タイルと発火装置タイルが隣接した場合は「爆発」が起こります。

爆発が起こった場合、それらのタイルに隣接するタイルすべてがなくなり、爆発を起こしたプレイヤーの山札の一番下に移ります。爆発を起こしたタイル2枚はゲームから除外されます。
なお、この爆発は崩壊を引き起こさない場合のみに起こります。

③炎上(追加ルール)

石炭タイルに藁タイルが隣接した、あるいは発火装置タイルに藁タイル・木タイルが隣接した場合は「炎上」が起こります。

石炭タイルに藁タイルが隣接して置かれると、その藁タイルに隣接するすべての藁タイルがなくなり、炎上を起こしたプレイヤーの山札の一番下に移ります。また、発火装置タイルに藁タイル・木タイルが隣接して置かれると、そのタイルに隣接するすべての藁タイル・木タイルがなくなり、炎上を起こしたプレイヤーの山札の一番下に移ります。炎上を起こした石炭タイル・発火装置タイルはゲームから除外されます。

④呪い(追加ルール)

下2枚のタイルと配置するタイルすべての重さが同じ場合は「呪い」が起こります。

呪いが起こると、その3枚のタイルは呪いを起こしたプレイヤーの山札の一番下に移ります。

以上のアクションを繰り返し、自分の持っているタイルをなくすとゲームが終了し、タイルをなくしたプレイヤーの勝利となります。

・追加ルール

炎のピラミッドの追加ルールは以下の通りです。

●炎の有無
上記の「炎上」の判定を行うかどうかを選択できます。

●呪いの有無
上記の「呪い」の判定を行うかどうかを選択できます。

●炎のダイスの有無
有りにすると、「炎上」が発生した場合「炎のダイス」が振られます。

炎のダイスは、「炎の目(持続)」が3面と、「炎の目(除外)」、「爆発の目」、「煙の目」の6面のダイスになっています。

「炎の目(持続)」が出ると、通常通り藁タイル・木タイルはなくなりますが、炎上を起こした石炭タイル・発火装置タイルは場から取り除かれません。
「炎の目(除外)」が出ると、通常通り藁タイル・木タイルはなくなり、炎上を起こした石炭タイル・発火装置タイルはゲームから除外されます。
「爆発の目」が出ると、石炭タイル・発火装置タイルを中心に「爆発」が起こります。
「煙の目」が出ると、「炎上」は発生せず、タイルは取り除かれないまま手番が終わります。

このゲームを遊んでみて

崩壊は一度起きると止まらない…!序盤は崩壊が起こらないように組み立てていくことができますが、手持ちのタイルがなくなってくると、崩壊を起こさなくてはいけない状況になってきます。そのころにはピラミッドも大きくなってくるのですが、その分崩壊の連鎖が起こりやすくなります。そのため、程よいところでわざと軽く崩壊を起こす必要が出てくるかもしれません。石炭タイルや発火装置タイルもすぐに出さずにとっておくと、炎上を自分で引き起こさなくてはならない状況となってくるので、出せる時に出した方がいいかもしれません。

炎上・爆発・崩壊!様々な困難が伴うピラミッド建設ゲーム『炎のピラミッド』、ぜひ一度遊んでみてください。

それでは、また次の記事で。

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