どうも。
今回は、ボードゲームアリーナで遊べる戦略的カードゲーム『レッド7』のルールを解説していきます。カードを出すだけのゲームですが、勝利条件を満たす必要があり、プレイヤーの運と戦略が試されるゲームなので、ぜひ一度遊んでみてください。
ゲームの概要
・レッド7はどんなゲーム?
レッド7は、7色の7枚あるカードを使った戦略的カードゲームです。ゲームの詳細は以下の通りです。
プレイ人数:2~4人
プレイ時間:21分
難易度:2/5
戦略:3/5
運:2/5
やり取り:1/5
※BGAより参照
・デザイナーの紹介
レッド7のデザイナーは、カール・チャデク氏とクリス・チースリク氏です。カール・チャデク氏は『イノベーション』、クリス・チースリク氏は『テストプレイなんてしてないよ』のデザイナーでもあります。
ゲームのルール
・ゲームの勝利/終了条件
ルール設定で決めた終了条件を満たすとゲームが終了し、そのルールに従った目標を達成したプレイヤーの勝利となります。
- 1先勝利/2先勝利
先に1ラウンド/2ラウンド勝利するとゲームが終了し、そのプレイヤーの勝利となります。 - 得点
ラウンドで勝利したプレイヤーは、その時の勝利条件に該当するカードの合計値分の得点を獲得します。プレイ人数別の目標点に到達したプレイヤーが出たラウンドでゲームが終了し、得点の多いプレイヤーの勝利となります。プレイ人数別の目標点は以下の通りです。
2人:40点
3人:35点
4人:30点
・ゲームの準備
この準備はBGAでは自動で行われます。
1~7の数字が書かれた7色(赤・橙・黄・緑・青・藍・紫)のカード計49枚をシャッフルし、各プレイヤーに7枚ずつ配ります。また、各プレイヤーのパレットと呼ばれる自分の場に1枚ずつカードが配られます。残りのカードは山札とします。
また、キャンパスと呼ばれるエリアには、初期のクリア条件カードを置きます。
・ゲームの流れ
●カードの強さ
まず、前提としてこのゲームではカードごとに強さがあります。数字が大きいほど強いカードになりますが、同じ数字だと今度は色の強さで決まります。
色の強さは、赤>橙>黄>緑>青>藍>紫です。
●カードのクリア条件
さて、このゲームでは自分の手番に毎回、キャンパスエリアにあるカードによるクリア条件で他プレイヤーに勝つ状態にする必要があります。クリア条件はキャンパスエリアにあるカードの色によって決まります。なお、ラウンド開始時の初期のクリア条件カードは赤色になります。
なお、同数や同数字で同点のプレイヤーがいる場合は、色の強さで勝敗が決まります。
①赤
赤のカードのクリア条件は、他プレイヤーよりも強いカードがあることが条件となります。
②橙
橙のカードのクリア条件は、同じ数字のカードをより多く出していることが条件となります。
③黄
黄のカードのクリア条件は、同じ色のカードをより多く出していることが条件となります。
④緑
緑のカードのクリア条件は、偶数のカードをより多く出していることが条件となります。
⑤青
青のカードのクリア条件は、異なる色のカードをより多く出していることが条件となります。
⑥藍
藍のカードのクリア条件は、連番のカードをより多く出していることが条件となります。
⑦紫
紫のカードのクリア条件は、1~3のカードをより多く出していることが条件となります。
●手番で行うアクション
このゲームでは、自分の手番に以下の3つのアクションを行うことができます。各アクションは自分の手番に1回しか行うことができません。
なお、手札がなくなったプレイヤーはそのラウンドを脱落します。
1.パレットエリアにカードを出す
2.キャンパスエリアにカードを出す
3.パス(ラウンドから脱落する)
1.パレットエリアにカードを出す
自分の手札からカードを1枚、パレットエリアに出します。これにより、クリア条件を満たした場合は手番を終えることができますが、カードを出してもクリア条件を満たさない場合は、次の「2.キャンパスエリアにカードを出す」アクションを行うことができます。
2.キャンパスエリアにカードを出す
自分の手札からカードを1枚、キャンパスエリアに出します。これにより、クリア条件を変更し、出したカードのクリア条件を満たした場合、手番を終えることができます。
3.パスする(ラウンドから脱落する)
パレットエリアやキャンパスエリアにカードを出しても、クリア条件を満たせない場合に選択することになります。パスすると、そのラウンドから脱落し、以降そのラウンドでは何もできなくなります。
以上のアクションを繰り返し、最後の1人になるまで続けます。最後の1人がそのラウンドの勝者となり、得点ルールであれば得点を獲得します。
ラウンドが終了するとカードをすべて回収し、新しいラウンドが始まります。
そしてゲームの終了条件を満たしたプレイヤーが勝利となります。
・追加ルール
●勝利条件
上述のとおり、1先勝利・2先勝利・得点を選択できます。
得点制にすると、ラウンド勝者は、そのラウンドで勝利した条件のカードを獲得し、そのカード分の得点を獲得します。獲得したカードはプレイヤーが所持し、以降のラウンドでは使用しません。
なお、ラウンド開始時に配る手札が足りない場合はゲームが終了し、最も得点を獲得したプレイヤーの勝利となります。
●上級ドロールール
自分のパレットエリアにあるカードの枚数よりも大きい数字のカードをキャンパスエリアに出すと、山札からカードを1枚引くことができるようになります。
●アクションルール
自分のパレットエリアに奇数のカードを出すことで、特定のアクションを使用します。
- 「1」の効果
「1」のカードをパレットエリアに出すと、他プレイヤーのパレットエリアにあるカードを1枚選択し、山札の一番上に戻すことができます。なお、この効果はパレットエリアにある枚数が自分よりも少ないプレイヤーに使用することはできません。 - 「3」の効果
「3」のカードをパレットエリアに出すと、山札からカードを1枚引けます。 - 「5」の効果
「5」のカードをパレットエリアに出すと、追加で1枚のカードをパレットエリアに出します。 - 「7」の効果
「7」のカードをパレットエリアに出すと、自分のパレットエリアにあるカードを1枚選択し、キャンパスエリアに置くか、山札の一番上に戻すことができます。
●パレットを元に戻す
上記のアクションルールによってカードを引いた場合を除き、パレットエリアに出したカードの取り消しを行うことができます。慣れていない場合は、このルールを追加することをオススメします。
このゲームを遊んでみて
ルールは簡単ですが、いかにクリア条件を満たし、相手が条件を満たせない状態にするか考えるのが難しいゲームです。基本的には上級ルールを追加して遊ぶことをオススメします。より戦略性が増し、楽しめます。最初のうちは、クリア条件を満たすことでやっとですが、慣れてくるとどうやって手札を確保しつつ相手を追い詰めていくか考えるようになってきます。特に奇数カードによるアクションは使用が必須になりますね。
7色7枚のカードを使った戦略性カードゲーム『レッド7』、ぜひ一度遊んでみてください。
それでは、また次の記事で。