【ボードゲームアリーナ ルール解説 ハピエストタウン(Happy City)】幸せな街を作るのは誰だ?かわいい街づくりカードゲーム

BGAルール解説

どうも。

今回は、ボードゲームアリーナで遊べる街づくり系カードゲーム『ハピエストタウン』を紹介します。特に難しい操作もなく、デザインもかわいいカードばかりなのでぜひ遊んでみてください。

ゲームの概要

・ハピエストタウンはどんなゲーム?

ハピエストタウンは、建物カードを獲得しながら収入を得て、街の住民の人口と幸福度を増やし、最高の街を作るゲームです。ゲームの詳細は以下の通りです。

プレイ人数:2~5人   プレイ時間:8分
難易度:1   戦略:3   運:3   やり取り:3   (全5段階)

※BGAより参照

・デザイナーの紹介

ハピエストタウンのデザイナーは、佐藤敏樹氏・佐藤愛瑠氏です。このサイトで紹介する初めての日本人デザイナーですね。佐藤愛瑠氏は制作当時、小学2年生で「お金のやり取りをするゲームを作りたい」という一言からこのゲームの開発が始まったそうです。

ゲームのルール

・ゲームの勝利/終了条件

プレイヤーの誰かが、10枚目のカードを獲得したラウンドでゲームが終了し、勝利点が最も高いプレイヤーの勝利となります。

・ゲームの準備

上の画像では4人プレイ時のものです。
まず、コスト1~3のカードの山札、コスト4・5のカードの山札、コスト6~9のカードの山札を用意し、緑色の住宅カード3種をプレイ人数-1枚を配置、ピンク色の特殊施設をプレイ人数+2枚ランダムに配置します。また、各プレイヤーに2コイン(画像では3コイン)と、ファミリー向けルールであれば「はじめてのコンビニ」カードを受け取ります。エキスパート向けは後述します。

・カードの説明

山札からめくられるカードについての説明です。
左上のアイコンがカードのコストになります。このコスト分のコインを支払うことでカードを獲得することができます。
左下のアイコンは収入のアイコンになります。収入のアクション時にこのアイコンの合計値分のコインを得ることができます。
右下のハートのアイコンが幸福度人型のアイコンが人口を表します。このアイコンが勝利点と関わってきます。
カードの背景色は、「黄・青・緑・紫・橙」の5色です。この色は後述する特殊施設カードの獲得に関わってきます。

住宅カードは山札から引かれたカードと関係なく、独立してゲーム開始時からあるカードです。全部で3種類あり、それぞれプレイ数から1を引いた枚数があります。3枚はすべて人口のアイコンがあるカードになります。
特殊施設カードは左上の獲得条件を満たすと手に入れることができます。獲得条件の色のカードを揃えることで手に入れることができます。上の画像の場合、緑色のカード1枚とオレンジ色のカード2枚を集めることで獲得できます。
特殊施設カードは早い者勝ちなので、集めるカードの指標にしましょう。特殊施設カードはファミリー向けの場合、収入や人口、幸福度が増えるものになり、エキスパート向けの場合はより特殊な内容になっています。

・ゲームの流れ

各プレイヤーは以下の4つのアクションを順に行います。

1.収入を得る
2.場のカードを1枚捨てるか選択する
3.山札からカードをめくる
4.カードを購入するか選択する

1.収入を得る

このアクションは自動で行われます。自分の持っている収入マークの合計値分のコインを得ます。上の画像では、収入アイコンが合計値3あるので、3コインを得ています。

2.場のカードを1枚捨てるか選択する

最初など、場にカードがない場合は飛ばします。場にカードが1枚でもあった場合、場のカードを1枚捨て札にすることができます。カードを捨てることにより、次のアクションで新しいカードを多く引くことができます。カードを捨てないという選択を取ることもできます。操作は捨てる場合、捨てたい場合はそのカードをクリックし、捨てない場合は上の「断る」をクリックします。

3.山札からカードをめくる

山札から場のカードが合計3枚になるまでめくります。「場のカードが合計3枚になるまで」なので、すでに場のカードが2名あった場合は1枚しかめくることができません。めくり方はコスト1~3の山札から3枚めくってもいいですし、コスト1~3の山札から2枚、コスト4・5の山札から1枚めくることもできます。操作はめくりたいコストの山札をクリックします。

4.カードを購入するか選択する

場のカードを購入するかどうか選択します。
購入する場合は、そのカードのコスト分のコインを支払うことで、そのカードを獲得することができます。
購入しない場合は、コインを1枚もらいます。操作はカードを購入する場合、購入したいカードをクリックします。購入しない場合は、上の「1金を得る」をクリックします。

また、このアクションを終えた後に特殊施設カードの獲得条件を満たしていた場合、そのカードを獲得するかどうか選択できます。別のカードが欲しい場合や、今は欲しくないといった場合は獲得しないこともできます。一度、見送ったカードでも場に残っていれば、毎ターン獲得するかどうか選択することができます。操作は獲得したい場合は欲しいカードをクリックし、見送る場合は上の「断る」をクリックします。

このアクションを繰り返し、誰かの獲得したカードが10枚になったラウンドでゲームが終了し、得点計算となります。

・得点計算

得点は、獲得したカードの「(人口の合計)×(幸福度の合計)」で決まります。どちらか偏っても高得点は稼げないので、まんべんなく集めるようにしましょう。同点のプレイヤーがいた場合は、コインの多いプレイヤーの勝利となります。

・エキスパート向け

ルール設定画面で「エキスパート向け」を選択すると、ルール自体は変わりませんが、初期のカードと特殊施設カードが変更となります。

まず、初期カードは背景色に色が付きます。それぞれ1枚ずつあり、スタートプレイヤーの逆の順で選んでいきます。特殊施設カードを見ながら、選ぶようにしましょう。

特殊施設カードはすべて一新され、内容も変化します。かなり特殊な内容となっているので、よりこのゲームを楽しみたい方はぜひ遊んでみてください。

このゲームを遊んでみて

欲しいカードがあるのに、コインがない。でも、収入ばかり増やしていると得点が稼げない。ルールは簡単ですが、システムがかなりうまくできていて面白いです。時には何も購入せずに、ただ1コイン得るという選択も大事になってきます。エキスパート向けの特殊施設カードは、ファミリー向けに比べ、ゲーム終了時に発動する効果もあるので、より戦略を立てて遊ぶことができます。カードの詳細についてはまた今度まとめたいと思います。

開発のきっかけがとてもほっこりするゲームでしたね。カードのイラストや名前も1枚1枚かわいらしいものになっているので、ぜひじっくり見ながら遊んでみてください。

それでは、また次の記事で。

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