どうも。
今回は、ボードゲームアリーナで遊べる協力系推理ゲーム『シミロ』のルールを解説していきます。出題者と回答者に分かれて、お題を予想しながら正解に近づいていく協力ゲームになっているので、ぜひ一度遊んでみてください。
ゲームの概要
・シミロはどんなゲーム?
シミロは、出題者と回答者に分かれ、出題者はお題カードのヒントを出し、回答者はそのヒントを頼りに正解に近づいていくゲームです。ゲームの詳細は以下の通りです。
プレイ人数:2~8人
プレイ時間:5分
難易度:1/5
戦略:3/5
運:3/5
やり取り:4/5
※BGAより参照
デザイナーの紹介
シミロのデザイナーは、マルティーノ・シアチエラ氏、ヒラルマ・ハク氏、ピエルカ・ズィツィ氏です。シミロには派生があり、BGA遊べるのは「シミロ」と「シミロ:アニマル」となります。
ゲームのルール
・ゲームの勝利/終了条件
全5ラウンドを行い、お題カード以外のカードをすべて除外できるとゲームクリアです。お題カードを除外してしまうとゲームオーバーとなります。
・ゲームの準備
この準備はBGAでは自動で行われます。
30枚のイラストカードのうち、ランダムに12枚を場に並べます。そのうち1枚が「お題カード」になります。「お題カード」は出題者にしかわからず「!マーク」が付いています。
また、出題者には手札として5枚のイラストカードが配られます。残りのカードは山札とします。
回答者には「×マークトークン」が配られます。
また、回答者の中から1人には「判定者トークン」が配られます。
・ゲームの流れ
このゲームは、以下の3つのフェーズを順に行います。
1.出題者のヒントフェーズ
2.回答者の投票フェーズ
3.イラストカードの除外フェーズ
1.出題者のヒントフェーズ
このゲームでは、前提として出題者は会話やチャットでヒントを出すことは禁止されています。
出題者は手札から出すカードによってヒントを出します。
このフェーズでは、出題者は自分の手札を1枚場に出します。この時、カードを縦向きに出すか横向きに出すか選びます。
①縦向きに出した場合
縦向きにカードを出した場合、そのカードは「お題カードと似ている特徴がある」ことを表します。
例えば、上の画像の場合は、「犬」がお題カードとなっているので、同じ哺乳類でペットとして人気のある「猫」のカードを似ている特徴があるカードとしてヒントを出しました。
②横向きに出した場合
横向きにカードを出した場合、そのカードは「お題カードと似ていない特徴がある」ことを表します。
例えば、上の画像の場合は、「犬」がお題カードとなっているので、哺乳類ではなく鳥類である「ガチョウ」のカードを似ていない特徴があるカードとしてヒントを出しました。
なお、出したカードは以降のラウンドでも永続的にヒントとなるので注意しましょう。なるべく広義的なヒントから出していき、ラウンドが進むごとにヒントの幅を狭めていきましょう。
ヒントとなるカードを出した後、出題者は山札から1枚のカードを引きます。
2.回答者の投票フェーズ
このフェーズでは、出題者のヒントを頼りに回答者が場に並べられたカードの中から除外するカードを投票します。
除外するカードは、1ラウンド目で1枚、2ラウンド目で2枚…、というように4ラウンド目まではラウンド数と同じ枚数のカードを除外します。5ラウンド目では、場のカードが2枚になるので1枚のカードを除外します。
回答者は、除外するカードの枚数分の「×マークトークン」を除外したいカードの上に配置します。この際、回答者同士で話し合うことは可能です。
3.イラストカードの除外フェーズ
このフェーズでは、判定者トークンを持っているプレイヤーがカードを除外します。
判定者トークンを持っている回答者は、前のフェーズで「×マークトークン」が置かれたカードの中から除外するカードを決めます。上記の通り、除外するカードは、5ラウンド目以外はラウンド数と同じ枚数となります。ここでも、回答者同士で話し合うことが可能です。
この時、お題カード以外のカードを除外すると次のラウンドへ移行します。次のラウンドに移行する時に、判定者トークンを次の回答者に渡します。
なお、お題カードを除外してしまうと、その時点でゲームオーバーとなります。
5ラウンド目で、お題カードを残すことができるとゲームクリアとなります。
・追加ルール
シミロの追加ルールは以下の通りです。
●誰が出題者になるか?
出題者をホストプレイヤーにするか、ランダムにするか設定できます。
●キャラクターデッキ
場に並べるイラストカードを「動物」のイラストカードにするか「おとぎ話」のイラストカードにするか設定できます。
●ヒントカード
ヒントカードとして配られるイラストカードを「動物」のイラストカードにするか「おとぎ話」のイラストカードにするか設定できます。
通常はキャラクターデッキとヒントカードを同じ種類のイラストカードにしますが、キャラクターデッキとヒントカードを異なる種類のイラストカードにするとより難しくなります。
●公開投票
回答者の投票フェーズで、回答者が投票したカードを公開するか非公開にするか設定できます。
このゲームを遊んでみて
お手軽な協力ゲームとしてオススメです。出題者も回答者もやること自体はとても単純なゲームなので何度でも遊びたくなります。出題者になった時は、ヒントがうまく伝わるとうれしくなります。場に並べられたカードや配られたヒントカードの手札など、若干の運要素はありますが、その中でどうヒントを出していくか、またどの順番でヒントを出していくか出題者の力が試されますね。
お手軽な協力カードゲーム「シミロ」、ぜひ一度遊んでみてください。
それでは、また次の記事で。