どうも。
今回は、ボードゲームアリーナで遊べる牧場のコマ配置ゲーム『ファームクラブ』のルールを解説していきます。動物コマを配置していって目標を目指しますが、どこに配置するのか、コマの移動のタイミングを考えるのが楽しいゲームなので、ぜひ一度遊んでみてください。
ゲームの概要
・ファームクラブはどんなゲーム?
ファームクラブは、動物たちのタイルを牧場ボードに配置し、個人の目標をどんどん達成することを目指すコマ配置ゲームです。ゲームの詳細は以下の通りです。
プレイ人数:2~5人
プレイ時間:12分
難易度:2/5
戦略:3/5
運:1/5
やり取り:0/5
※BGAより参照
・デザイナーの紹介
ファームクラブのデザイナーは、アレクサンドロス・カピダキス氏です。このデザイナーは、ボードゲームを作る他、映画の撮影監督を務めていた経歴もあります。
ゲームのルール
・ゲームの勝利/終了条件
すべてのプレイヤーが、個人ボードに9つの動物コマを配置し終えるとゲームが終了し、最も多くの勝利点を獲得したプレイヤーの勝利となります。
・ゲームの準備
この準備はBGAでは自動で行われます。
まず、各プレイヤーにランダムに個人ボードを配ります。
目標カードはシャッフルし、3枚を場に並べ、残りを山札とします。
6種類の動物トークン(豚・馬・羊・ヤギ・ニワトリ・アヒル)を袋の中に入れ、その中から3つ取り出し、目標カードと一緒に並べます。
群れのリーダーの目標カードをプレイ人数+1枚場に並べ、その横に動物トークンを1個ずつ配置します。
最後に鳥トークンを用意します。
なお、使用する動物トークンの個数は以下の通りです(リーダーの動物トークンは除く)。
プレイ人数 | 動物トークンの個数 |
2人 | 4個 |
3人 | 5個 |
4人 | 7個 |
5人 | 8個 |
・ゲームの流れ
このゲームは、自分の手番に以下の3つのアクションのうち1つを行います。
1.家畜を増やす
2.リーダーを置く(ゲーム中に1回だけ)
3.鳥トークンを使用する(鳥トークンがある場合のみ行える)
1.家畜を増やす
このゲームの主なアクションです。
場にある目標カードと動物トークンのセットを獲得し、動物トークンを個人ボードの真ん中以外のマスに配置します。
この際、個人ボードのマスにあるアイコンと同じ種類の動物トークンを配置した場合、鳥トークンを1個獲得することができます。
動物トークンを配置した後は、目標カードを残すか捨てるか選択します。
残す場合は、目標カードは自分の手元に残し手番を終えます。
捨てる場合は、個人ボード上の動物トークンを1個選び、真ん中以外の空きマスに移動するか、真ん中以外の動物トークンを2つ選び、位置を交換することができます。
なお、この移動や交換によって、個人ボードのマスのアイコンと同じ種類の動物トークンを置いたとしても、鳥トークンを獲得することはできません。
2.リーダーを決める
このアクションはゲーム中に1回だけ行うことができます。
リーダーの群れの目標カードのエリアから1枚と、任意の種類の動物トークンを1つ選び獲得します。この群れの目標カードは早いもの勝ちです。選んだ動物トークンは個人ボードの真ん中に配置します。
3.鳥トークンを使用する
鳥トークンを持っている場合のみ、このアクションを行うことができます。
鳥トークンを1個使用して、以下の2つのアクションのうち1つを行うことができます。
・場の目標カードをすべて交換する
・場の動物トークンをすべて交換する
自分に合うものが場にない場合、リセットするために使うことがいいでしょう。
●目標カードについて
目標カードは、このゲームに置ける得点源です。
目標カードには、即時効果とゲーム終了時効果の2種類があります。
・即時効果
即時効果の目標カードには、雷のようなマークが描かれており、この目標を達成した瞬間、即座に勝利点を獲得することができます。また、条件次第では鳥トークンを獲得することもできます。リーダーの群れの目標カードもこの部類になります。詳細は以下の通りです。
●隣同士(3点)
縦か横に該当する動物トークンが隣接していた場合、即座に3点を獲得します。
●3枚組(5点)
縦か横に該当する動物トークンが隣接していた場合、即座に5点を獲得します。目標カードの真ん中の動物が他の2つによって挟まれていた場合、さらに鳥トークンを1個獲得します。
●リーダーの目標カード(6点)
街頭する動物トークンが個人ボードにある場合、即座に6点を獲得します。
・ゲーム終了時効果
ゲーム終了時効果の目標カードには、砂時計のようなマークが描かれており、ゲーム終了時にその目標を達成していた場合、勝利点を獲得することができます。詳細は以下の通りです。
●1枚だけ(3点)
ゲーム終了時、個人ボード内に該当する動物トークンが1個のみの場合、3点を獲得します。
●より多い(3点・1点)
ゲーム終了時、個人ボード内の該当する動物トークンが右のものよりも左のものが多かった場合、3点を獲得します。同数の場合は1点を獲得します。
●他プレイヤーよりも多い(4点・2点)
ゲーム終了時、個人ボード内の該当する動物トークンが右プレイヤーよりも多くある場合、4点を獲得します。同数の場合は2点を獲得します。
以上のアクションを繰り返し、すべてのプレイヤーが9つの動物トークンを個人ボードに配置し終えるとゲームが終了します。得点計算は、目標カードの合計値とゲーム終了時に持っている鳥トークン1個につき1点となり、その合計が最も多いプレイヤーの勝利となります。
このゲームを遊んでみて
どの動物トークンをどこに置くか、どこで移動させるか、鳥トークンをいつ使うか、いつリーダーの目標カードを取るのか、タイミングを考えるのが難しく、楽しいゲームです。基本的には、リーダーの目標カードを目安に動物トークンを集めながら、通常の目標カードを達成していくのがセオリーかなと思いました。中盤あたりからはリーダーの動物トークンをどれにするか考えながら、配置にも気を付けていきたいですね。遊んでいると、鳥トークンを序盤に獲得するのが大事だと思いました。中盤からは必要のない動物トークンを獲得しなければならない状況が出てくるので、最初に個人ボードのアイコンと同じ動物トークンを置くことで獲得できる鳥トークンが便利です。
動物トークンの置き方とタイミングが悩ましいコマ配置ゲーム『ファームクラブ』、ぜひ一度遊んでみてください。
それでは、また次の記事で。