【ボードゲームアリーナ ルール解説 タルギ(Targi)】目指すは最大の部族!砂漠が舞台のワーカープレイスメント

BGAルール解説

どうも。

今回は、ボードゲームアリーナで遊べる2人専用のワーカープレイスメントゲーム『タルギ』のルールを解説していきます。2人でさくっとワーカープレイスメントを楽しむことができるので、ぜひ一度遊んでみてください。

ゲームの概要

・タルギはどんなゲーム?

タルギは、プレイヤーが砂漠の部族を管理する貴族となり、自分の部族を最大の部族とすることを目指す2人専用のゲームです。ゲームの詳細は以下の通りです。

プレイ人数:2人   プレイ時間:25分
難易度:3   戦略:5   運:1   やり取り:0   (全5段階)

※BGAより参照

・デザイナーの紹介

タルギのデザイナーは、アンドレアス・シュタイガー氏です。BGAにはありませんがタルギには拡張版もあるので、実際に持っているという方は検討してみてはどうでしょう?

ゲームのルール

・ゲームの勝利/終了条件

12ラウンドが経過する、もしくはどちらかのプレイヤーが12枚の部族カードを獲得するとそのラウンドでゲームが終了し、勝利点を多く持っているプレイヤーの勝利となります。

・ゲームの準備

この準備はBGAでは自動で行われます。

まず各プレイヤーにタルギ駒を3つ、部族マーカーを2つ、そして塩2つ・ナツメヤシ2つ・胡椒2つ・金貨1枚を受け取ります。

そして中央の場には5×5となるように、カードを配置します。カードは全部で3種類あります。

①外周カード
外周カードは5×5の外周にある16枚のカードです。この外周カードはゲーム中変わることはなく、商品カードや特殊効果カードがあります。また、盗賊駒を左上に配置します(画像では右に1つ移動している)。

②商品カード
商品カードはイラストで描かれた商品を受け取ることができるカードです。商品は、塩・ナツメヤシ・胡椒の3種類です。中には2個の商品が受け取れたり、3種類の内1つの商品を受け取れるカードもあります。また商品ではありませんが、金貨や勝利点が得られるカードもあります。

③部族カード
部族カードはこのゲームにおいて勝利点となるカードです。左側に描かれたイラストが部族の種類を表し、右上がカードのコスト、右下が勝利点となります。また、部族カードは特殊効果を持っているものもあります。部族は全5種類(テント・オアシス・泉・ラクダ乗り・タルギア)あります。

・ゲームの流れ

ゲームは以下の3つのフェーズを順に行います。

1.盗賊駒の移動
2.タルギ駒の配置・部族マーカーの配置
3.タルギ駒・部族マーカーの回収

1.盗賊駒の移動

このフェーズはBGAでは自動で行われます。盗賊駒が時計回りに外周カード上を1枚分移動します。そのため、最初のラウンドは左上から1枚右に移動した状態で始まります。

そして、盗賊駒が外周カードの4隅に移動すると「略奪」が起こります。略奪が起こると各プレイヤーは、商品か勝利点のどちらかを選択し失います。この処理を行った後、盗賊駒はさらに1枚分進みます。

なお、最初の略奪は「商品1つか勝利点1点」ですが2回目は「商品2つか勝利点1点」、3回目で「商品3つか勝利点2点」最後は「金貨1枚か勝利点3点」と内容が増えていくので、しっかりと準備しましょう。

2. タルギ駒の配置・部族マーカーの配置

各プレイヤーは、1個ずつタルギ駒を外周カードの上に配置していきます。

タルギ駒は、外周カードの4隅、盗賊駒がいるカード上、すでにタルギ駒が置かれているカード上、そして相手のタルギ駒が置かれた対面にあるカード上に置くことはできません。上の画像では、灰色のプレイヤーの場合です。

各プレイヤーがすべてのタルギ駒を配置すると、自分のタルギ駒によって縦と横で交差するカード上に部族マーカーが自動的に配置されます。タルギ駒の置き方によってはこの部族マーカーが置かれないこともありますが、後述するように部族マーカーによってより多くのアクションを行うことができるので、よほど優先するカードがないのであれば、部族マーカーを2つ配置できるようにタルギ駒を配置しましょう。

3. タルギ駒・部族マーカーの回収

各プレイヤーは、好きな順番にタルギ駒・部族マーカーを回収します。これらを回収するとそのカード上の効果を得られます。

①商品カード
商品カードはカードに描かれている商品を獲得できます。
なお、商品カードは合計10個まで、金貨は3枚までしか次のラウンドに持ち越せません。それ以上持っていた場合、超えた分を捨てなければなりません。

外周カード以外の商品カードを取った場合は、新たに部族カードが裏返しに置かれます。

②部族カード
部族カードは、コストを支払うことで獲得できます。

部族カードは自分のスペースに配置するか手札として残すか選べます。

自分のスペースは縦3×横4合計12枚まで部族カードを置くことができます。

スペースには左から順に置くことができます。後述しますが、この配置の仕方によってボーナス得点を得ることができます。

手札は1枚まで保持することができます。
手札を保持している状態で、新しく部族カードを獲得し、それを場に出せなかった場合は、新しく獲得した部族カードは捨てなければなりません。

残した手札は、外周カードの「貴族」の効果によって場に出したり、捨てることができます。

部族カードを取った場合は、新たに商品カードが裏返しに置かれます。

③外周の特殊効果カード

外周カードには様々な特殊効果カードがあります。

●貴族
自分の手札にある部族カードを場に出すか、捨てることができます。

●商人
同じ種類の商品3つで金貨1枚に、同じ種類の商品2つを好きな商品1つに交換することができます。何回でも交換可能です。金貨の入手方法はあまりないので、ここで手に入れるのも一つの手です。

●蜃気楼
すでに置いてある自分の部族マーカーを、外周カード以外の空いているカード上に移すことができます。

●銀細工師
同じ種類の商品2つで勝利点1点、同じ種類の商品4つで勝利点3点、金貨1枚で勝利点2点、金貨2枚で勝利点4点と交換することができます。何回でも交換可能です。ゲーム終盤に使いたいカードですね。

●隊商
商品カードの山札から1枚引き、そのカードの商品を得ることができます。

●部族拡大
部族カードの山札から1枚引き、そのカードをコストを支払って場に出すか、手札に保存するか、捨てることができます。

すべてのタルギ駒・部族マーカーが回収されると、新たに置かれた商品カード・部族カードを表にして、次のラウンドになります。

以上のラウンドを繰り返し、12ラウンドを終えるか、どちらかのプレイヤーが部族カードを12枚場に置いたラウンドでゲームが終了し、得点計算となります。

・得点計算

得点計算は、ゲーム中に得た勝利点と部族カードの勝利点、部族カードの効果による得点、そして部族カードの配置ボーナスの合計によって決まります。

配置ボーナスは特定の条件で横に4枚置くと得られます。同じ種類の部族カードを4枚並べることができるとボーナスとして4点、すべて異なる種類の部族カードを4枚並べることができるとボーナスとして2点得ることができます。1種類でも同じ種類の部族カードを並べた場合や、4枚並べることができなかったらボーナスは得られません。

このゲームを遊んでみて

2人でワーカープレイスメントを遊ぶならこのゲームがおすすめです!部族マーカーをうまく使いこなし、相手の邪魔をしながら自分の利益となるようタルギ駒を配置するのが毎回悩みます。遊んでいて外周カードの特殊効果「蜃気楼」と「隊商」が個人的には強いかな~と思いました。勝ち方は部族カードを集める以外にもいろいろとあるので、様々な戦法を試してみてください。

2人専用のワーカープレイスメントゲーム『タルギ』、ぜひ一度遊んでみてください。

それでは、また次の記事で。

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