どうも。
今回は、ボードゲームアリーナで遊べるカードゲーム『神』のルールを解説していきます。このゲームは『ごいた』という伝統的なゲームからインスピレーションを受けたゲームで2対2のチーム戦を行います。仲間と協力して勝利をつかみ取りましょう!
このゲームは2~4人用のゲームですが、今回は4人プレイ時の説明をします。
ゲームの概要
・神はどんなゲーム?
神は、日本の伝統ゲーム『ごいた』からインスピレーションを受けたカードゲームです。ゲームの詳細は以下の通りです。
プレイ人数:2~4人 プレイ時間:16分
難易度:2 戦略:4 運:2 やり取り:1 (全5段階)
※BGAより参照
・『ごいた』とは?
『ごいた』は石川県能登町発祥の伝統的なゲームです。もとは将棋のような駒を使うゲームですが、全国的に広まったことでカードゲーム型のものや、この『神』のようなインスピレーションを受けたゲームもできました。
ゲームのルール
・ゲームのルール
どちらかのチームが15点以上獲得するとゲームが終了し、そのチームの勝利となります。なお、これはゲームモード「戦士」の場合です。
・ゲームの準備
この準備はBGAでは自動で行われます。まず、2人1組のチームを作り、お互いが向かい合うような順番になります。つまり手番は自分がスタートプレイヤーだとすると(自分→相手→味方→相手→自分…)と時計回りになります。そして、8種類全32枚あるカードをシャッフルし、各プレイヤーに8枚ずつ手札として配ります。
・ゲームの流れ
このゲームは、手札をすべて出し切ることを目的とします。ゲームはカードを「受け」と「攻め」として場に出すことで進行します。
まず、スタートプレイヤーは自分の手札から1枚「受け」として裏向きに場に出した後、今度は「受け」として出したカードの上に「攻め」として表向きに場に出します。その後、次のプレイヤーに移ります。
次のプレイヤーは、前のプレイヤーが「攻め」として出したカードに対して「受け」のカードを表向きに出します。後述しますが、「受け」ができるカードは「攻め」のカードによって決まります。その後、「受け」のカードの上に「攻め」のカードを表向きに置きます。そして、次のプレイヤーに移ります。
もし、自分の手札に「受け」ができないカードしかなかったり、「受け」をしたくなかった場合は、「パスする」を選択し、次のプレイヤーに移ります。
また、いずれかのプレイヤーの「攻め」のカードが、誰も「受け」を行わず、そのプレイヤーに手番が戻ってきた場合、そのプレイヤーは自分の手札から「受け」のカードとして裏向きに出し、その後「攻め」のカードを表向きに出します。その後、次のプレイヤーに移ります。
以上のアクションを繰り返し、手札を出し切ったプレイヤーがいると、そのラウンドは終了します。最後に出した「攻め」のカードの種類に応じた得点をそのチームが獲得した後、次のラウンドに移ります。なお、スタートプレイヤーは順番に変わります。
そして、得点が15点を超えたチームがいた場合、ゲームが終了し、そのチームの勝利となります。
・特別な処理
神にはある特定の状況で特別な処理が行われます。
●意気消沈
この処理は、誰かの手札に「戦士」が5枚以上あった場合に行います。戦士を5枚以上持っているプレイヤーの味方は、そのままゲームを続けるか、シャッフルし直してゲームを始めるか選ぶことになります。自分の手札を見て、勝てるかどうかを判断して決めましょう。味方はシャッフルし直す場合は「リシャッフル」、ゲームを続ける場合は「リシャッフルしない」を選択します。
●達人の一撃
いずれかのプレイヤーの「攻め」に対し、全員がパスした後に「受け」と「攻め」のカードが同じ状況で勝利した場合、通常の得点の2倍の点数が獲得できます。
・ゲームの基本的な戦術
●基本的に味方の攻めは受けない
味方の「攻め」は基本的には受けない方がいいでしょう。もし、誰も受けずに味方のプレイヤーまで戻れば、味方の手札を減らすことができるので、味方の「攻め」が通っている時は、何もせずにパスした方がいいです。
もしも、自分が手札をなくすことができる状況であれば、受けてもいいと思います。
●カードの残り枚数を把握する
カードはそれぞれ枚数が決まっています。残りのカード枚数を数えると必ず「攻め」に使えるカードが分かってくるので、場に出したカードや、相手プレイヤーがパスしたカードの種類をよく覚えておくようにしましょう。
・カード一覧
神に使用するカードの一覧です。カッコ内は内訳を表します。
カードは左上にある数字が枚数、下にある丸が得点になります。
●戦士(10枚)
攻めが戦士だった場合、受けることができるのは戦士のみです。
戦士で勝利すると、1点獲得できます。
●槍兵(4枚)
攻めが槍兵だった場合、受けることができるのは槍兵のみです。
槍兵で勝利すると、2点獲得できます。
●騎兵(4枚)
攻めが騎兵だった場合、受けることができるのは騎兵と女帝です。
騎兵で勝利すると、2点獲得できます。
●金竜(4枚)
攻めが金竜だった場合、受けることができるのは金竜と女帝です。
金竜で勝利すると、3点獲得できます。
●銀竜(4枚)
攻めが銀竜だった場合、受けることができるのは銀竜と女帝です。
銀竜で勝利すると、3点獲得できます。
●狂人(2枚)
攻めが狂人だった場合、受けることができるのは狂人と女帝です。
狂人で勝利すると、4点獲得できます。
●塔(2枚)
攻めが塔だった場合、受けることができるのは塔と女帝です。
塔で勝利すると、4点獲得できます。
●女帝(2枚)
このゲームにおけるほぼ最強のカードです。
戦士、槍兵以外のすべてのカードを受けることができます。
なお、女帝はいずれかのプレイヤーの「受け」の場に出ている時のみ、「攻め」として使用することができます。「攻め」として出した女帝は誰も受けることができません。
もしも、最後の1枚が女帝だった場合は出すことができます。
女帝で勝利すると、5点獲得できます。
・追加ルール
神の追加ルールは以下の通りです。
●ゲームモード
- 戦士
15点以上獲得したチームの勝利となります。 - 君主
15点ぴったりで勝利することを目指します。もし15点を超えてしまった場合は、超えた分を引いた得点を最終得点とします。 - 神
15点ぴったりで勝利する必要があります。もし15点を超えてしまった場合は、0点に戻ります。
●チーム
チームを選ぶことができます。
●プレイマット
プレイマットを選ぶことができます。
このゲームを遊んでみて
チーム戦が楽しい!あまりお互い協力するという感じではありませんが、自分のチームが勝てればうれしくなります。なお、味方に全部任せて自分の手札を1枚も出さずに勝ったなんてこともあります(笑)。味方や相手の手札を読み、このカードなら攻めが通るか?と考えながらプレイするのが楽しいゲームですね。
日本の伝統的なゲームにインスピレーションを受けたチーム戦カードゲーム『神』、ぜひ一度遊んでみてください。
それでは、また次の記事で。