どうも。
今回は、ボードゲームアリーナで遊べる推理ゲーム『13クルー』のルールを解説していきます。カードだけを使用した簡単な推理ゲームなので、ぜひ一度遊んでみてください。
ゲームの概要
・13クルーはどんなゲーム?
13クルーは、プレイヤーが探偵となり、他の捜査員よりも早く13の手がかりをもとに自分の事件を解決するゲームです。ゲームの詳細は以下の通りです。
プレイ人数:2~6人 プレイ時間:11分
難易度:2 戦略:3 運:0 やり取り:2 (全5段階)
※BGAより参照
・デザイナーの紹介
13クルーのデザイナーは、アンドレ・J・ヴォイク氏です。推理ゲームはBGAでも他にもありますが、13クルーはその中でもさくっと遊べるゲームです。
ゲームのルール
・ゲームの勝利/終了条件
誰か1人のプレイヤーが、自分の事件の「容疑者・犯行現場・凶器」の3つを当てることができるとゲームが終了し、そのプレイヤーの勝利となります。
・ゲームの準備
このゲームでは、様々な色の容疑者カード(男性・女性)・犯行現場カード(屋内・屋外)・凶器カード(近接・遠隔)のカテゴリのカードと虫眼鏡トークンを使用します。なお、3種類のカードはプレイ人数に応じて枚数が変化します。上の画像は4人プレイ時のものです。
ゲームの準備として、各プレイヤーは容疑者・犯行現場・凶器カードを1枚ずつとランダムに2枚、計5枚を受け取ります。その中から、容疑者・犯行現場・凶器を1枚ずつ選択し、それを隣のプレイヤーに渡します。残りの2枚は手札として残します。余ったカードは秘密の情報カードとして裏にして場に並べます。そして、虫眼鏡トークンを1個受け取り、ゲームがスタートします。
操作は、上に相手に渡すカード、下に残すカードを選択します。
この準備を全プレイヤーが行うので、自分にも隣のプレイヤーから容疑者・犯行現場・凶器の3枚を受け取りますが、この3枚のカードは自分では見えず、他の全プレイヤーには見えている状態になります。このゲームは、この3枚のカードが何か当てることを目的とします。
手札として残した2枚と、自分が見えている他プレイヤーの3枚のカードをすべて足し、使用するカードの合計からそれらを引くと、ちょうど13枚残ります。その13の手がかりから自分のカードを推理していくので『13クルー』というタイトルなんですね。
・ゲームの流れ
各プレイヤーは、以下の3つのアクションを虫眼鏡トークンを消費して行います。なお、虫眼鏡トークンはある分をすべて使い切る必要があります。
自分の手番開始時に虫眼鏡トークンを1個も持ってなかった場合は、自動で1個受け取ります。
1.他プレイヤーに質問する
2.秘密の情報カードを1枚見る
3.告発する
1.他プレイヤーに質問する
他プレイヤー1人に虫眼鏡トークンを1個渡し、カードの「色」か「カテゴリ」を指定します。虫眼鏡トークンを渡されたプレイヤーは、そのプレイヤーから見ることができる指定されたカードの枚数を正確に、自動で答えます。
操作は、上の「目撃者に質問する」を選択後、プレイヤー・カテゴリを選択し「質問する」をクリックします。
プレイヤーが見ることができるのは、
・そのプレイヤーから見ることができる3枚のカード
・そのプレイヤーの手札
となります。
この質問の答えをヒントに自分のカードを推理しましょう。
上の画像では、左隣のプレイヤーに「黄色のカードは何枚見えますか?」と質問すると「1枚」という返答がありました。この回答から「相手の手札に黄色のカードが1枚ある」か、そのプレイヤー以外のプレイヤーに黄色のカードがないので「自分の3枚のカードの内1枚が黄色のカード」と推測することができます。
2.秘密の情報カードを1枚見る
場にある秘密の情報カードを1枚指定し、自分だけが見ることができます。他プレイヤーへの質問と違う点としては、確実に情報を得られる分、その情報量は少ないです。
操作は、上の「秘密の情報提供者に相談する」を選択後、見たい秘密の情報カードを1枚決めた後に「秘密のカードを見る」をクリックします。
上の画像では、Aのカードをめくり「市場」でした。この「市場」は自分のカードではないことがわかります。
このアクションを行うと、虫眼鏡トークンは、虫眼鏡トークンを持っていないプレイヤーに渡します。複数人いる場合は、時計回りで近いプレイヤーに渡します。全員が虫眼鏡トークンを持っていた場合は、虫眼鏡トークンを捨てます。
以上のアクションを行いつつ、他プレイヤーの質問もヒントとなる可能性もあります。BGAでは、自分のカード一覧の手がかりになる部分を選択すると「チェックマーク」・「バツマーク」・「ハテナマーク」を付けることができます。自分なりにメモを取るようにしましょう。
3.告発する
自分の3枚のカードがわかったら、そのカードを「告発」します。
当てた場合は、ゲームが終了し、そのプレイヤーの勝利となります。
はずれた場合は、手番を終えます。
このアクションを行うと、虫眼鏡トークンは、虫眼鏡トークンを持っていないプレイヤーに渡します。複数人いる場合は、時計回りで近いプレイヤーに渡します。全員が虫眼鏡トークンを持っていた場合は、虫眼鏡トークンを捨てます。
・追加ルール
●ゲームの設定
「短時間ゲーム」にすると、最初の準備の相手に3枚のカードを渡す処理が省かれます。
●トップシークレットトークン
「はい」にすることで、他プレイヤーに質問するときに、虫眼鏡トークンの使用に加えてトップシークレットトークンを消費することで質問と回答を秘密裏に行うことができる。このトップシークレットトークンはゲーム中に1回しか使えません。
●2人プレイ時の追加ルール
2人プレイ時は虫眼鏡トークンを使用せず、各プレイヤーは手番で1アクションのみ行います。
質問をする際には、相手の手札の右か左を指定します。指定されなかった方の手札は「見えない」判定として回答されます。
このゲームを遊んでみて
「これが正解だ!」と思うとドツボにはまります(笑)。2分の1まで答えをしぼれると楽なのですが、それでもダメだった場合はリカバリーがきかなくなります。また、情報が得られなかった時のショックも大きいですね。私が遊んだ時は、惜しいところまで行ってギリギリで負けてしまうことが多かったです。落ち着いて、でもより早く自分のカードを推理しましょう。
さくっと遊べる推理ゲーム『13クルー』、ぜひ一度遊んでみてください。
それでは、また次の記事で。