どうも。
というわけで、ボードゲームアリーナ(BGA)のゲーム紹介第一弾は『キャントストップ』になります。キャントストップは、BGAでを始めた時にチュートリアルで遊ぶことになるゲームですね。いきなり始まるので、何をすればいいのかわからず、飛ばしてしまう方もいるかと思います。でも、改めて遊ぶと、お手軽に楽しめるゲームだったので、今回紹介していこうと思います。
ゲームの概要
・キャントストップはどんなゲーム?
キャントストップは、プレイヤーが登山家となり、11個ある山のいずれかを選択して頂上を目指すゲームになります。ゲームの詳細は以下の通りです。
プレイ人数:2~4人 プレイ時間:7分
難易度:2 戦略:3 運:4 やり取り:0 (全5段階)
※BGAより参照
・デザイナーの紹介
キャントストップのデザイナーは、シド・サクソン氏です。『アクワイア』や『アイム・ザ・ボス』をデザインした人でもありますね。キャントストップは1980年に発売され、約40年間愛され続けたゲームとも言えますね。
ゲームのルール
・ゲームの勝利/終了条件
11個ある山を先に3個、先に頂上に到達したプレイヤーの勝利となり、ゲーム終了となります。
・ゲームの準備
この準備はBGAでは自動で行われます。メインボードを配置し、共有のサイコロ4個と手番駒3個(黒いマーカー)を用意します。また、各プレイヤーにはそれぞれの色のプレイヤー駒が11個渡されます。
・ゲームの流れ
各プレイヤーは以下の3つのアクションを行います。
1.4個のサイコロを振る
2.サイコロの出目から進む山を選ぶ
3.もう一度手番を行うか決める
1.4個のサイコロを振る
手番プレイヤーになったら、4個のサイコロを振ります(自動)。
2.サイコロの出目から進む山を選ぶ
振ったサイコロを2個ずつのペアにして、その合計値の山に手番駒を置きます。
(すでに赤の手番は終わっています。)
今回は(4,4,4,3)が出ました。ペアの作り方はすべて同じになりますね。
ここでは、(4,4)と(4,3)のペアになるので、合計値が「8」と「7」になります。
なので「7の列と8の列を進める」をどれでもいいので選択します。
選択すると、左上にあった手番駒(黒いマーカー)が「7の列」と「8の列」に置かれました。
3.もう一度手番を行うか決める
直前の画像にも表示されていますが、手番駒を進めた後、もう一度サイコロを振るかどうかを決めます。
・「続ける」を選択した場合
「続ける」を選択した場合、もう一度サイコロを振り、ペアを選び、手番駒を進めます。
「続ける」を選び、サイコロをまた振りました。
今回は(3,6,2,1)が出ましたね。そのためペアは、
(3,6)と(2,1)のペアで、合計値は「9」と「3」
(1,6)と(2,3)のペアで、合計値は「7」と「5」
(2,6)と(1,3)のペアで、合計値は「8」と「4」
になりますね。
ここで注意です!
手番駒が置けるのは1手番に3個までとなります。
合計値が「9」と「3」のペアができていますが、すでに「7」と「8」の列に手番駒が置いてあるので、選ぶことができるのは「9」と「3」のどちらかになります。
また、合計値が「7」と「5」のペアや、「8」と「4」のペアを選ぶと、「7」や「8」はすでに置いてある手番駒をさらに進め、「5」や「4」に最後の手番駒を置くことになります。
今回は、「7の列と5の列を進める」を選択し、さらに手番を「続ける」を選択しました。
さて、新たに「5」の列に手番駒が置かれ、「7」の列の手番駒が進んでいますね。
今回のサイコロの出目は、(4,6,2,4)となっていて、ペアは、
(4,6)と(2,4)のペアで、合計値は「10」と「6」
(4,6)と(2,4)のペアで、合計値は「10」と「6」
(2,6)と(4,4)のペアで、合計値は「8」と「8」
になりますね。
すでに、「5」、「7」、「8」の列に3個の手番駒を置いてしまっているので、「10」と「6」の列にはもう置けません。なので「8の列と8の列を進める」を選択して、「8」の列の手番駒を2つ分進むことになります。
このように、1度選択した列であれば1手番にいくらでも進むことができます。
しかし、ダイスを振って、手番駒が動かせない出目になってしまった場合、進めた手番駒は回収され、手番が終了してしまいます。つまり、その手番は何もできなかったことになります。
・「スキップ」を選択した場合
手番駒を進めた後に「スキップ」を選択すると、進めた手番駒を自分のプレイヤー駒を交換し、手番を終了します。ここで初めて、進めた駒が確定するわけですね。
選択できる列はあくまで手番駒(黒いマーカー)なので、次の手番が回ってくると、どの列でも選べるようになります。
この3つのアクションを繰り返して、頂上を目指していきます。
手番駒を列の一番上に到着させた状態で「スキップ」を選択すると、その山は踏破されたこととなり、これ以降、「8」の列は選択できなくなります。このように、3つの列を頂上まで埋めたプレイヤーの勝利となります。
このゲームを遊んでみて
メインボードを見るとおり、出やすい出目の列ほど距離が長く、出にくい出目の列ほど距離が短くなっています。どの山を先に攻略するかは悩みどころですね。
実際に遊んでみて、なるべく手番駒を複数置かないペア(7と7など)を選んだり、前に選択した駒と同じペア(6を進めた後にまた6を進める)を選んだ方が、その手番で振ることができるサイコロが増えるため、1手番で一気に進めることができます。また、3つの山を選択した後は、手番を終わらせる引き際が大事です。6,7,8のように出やすい山であればまだまだいけると思えますが、3や12など出にくい山であれば潔く手番を終わらせた方が安全でしょう。
どこまで進めることができるか、ドキドキしながら遊ぶことができる『キャントストップ』。ルールも簡単なので、ぜひ一度遊んでみてはどうでしょうか?
それでは、また次の記事で。