どうも。
今回は、ボードゲームアリーナで遊べるダンジョン攻略ゲーム『ダンジョンロール』のルールを解説していきます。このゲームは最大4人まで遊ぶことができますが、今回は1人プレイ時のものを紹介します。1人で遊んで、どこまで進められるか何度も試したくなるゲームなので、ぜひ一度遊んでみてください。
ゲームの概要
・ダンジョンロールはどんなゲーム?
ダンジョンロールは、プレイヤーが冒険者となり、仲間とともにダンジョンを攻略し、より多くの経験値を得ることを目的としたゲームです。ゲームの詳細は以下の通りです。
プレイ人数:1~4人 プレイ時間:12分
難易度:2 戦略:3 運:4 やり取り:0 (全5段階)
※BGAより参照
・デザイナーの紹介
ダンジョンロールのデザイナーは、クリス・ダーデン氏です。ゲームのアイコンでもわかるように、パッケージ自体が宝箱の形になっていて、「これからダンジョン攻略をするんだ!」と、わくわくするデザインになっていますね。
ゲームのルール
・ゲームの終了条件
全3ラウンド行うとゲームが終了し、より多くの経験値を得ることを目的とします。
ソロプレイの場合、獲得した経験値によって以下のように評価が変わります。
・ドラゴンの餌(経験値0~15)
・村の英雄(経験値16~23)
・熟練した探検家(経験値24~29)
・勇者(経験値30~34)
・伝説の英雄(経験値35以上)
・ゲームの準備
この準備はBGAでは自動で行われます。
パーティダイス(戦士・僧侶・魔道士・盗賊・勇者・巻物)を7個、ダンジョンダイス(ゴブリン・スケルトン・ウーズ・ドラゴン・宝箱・ポーション)を10個、宝物トークンを各種用意します。
そして、プレイヤーには特殊能力を持った英雄カードが1枚配られます。
・ゲームの流れ
ゲームは1ラウンドが5つのフェーズによって構成され、順番に行います。なお、処理するものがなければ、そのフェーズは自動的に飛ばされます。
1.パーティダイスフェーズ
2.モンスターフェーズ
3.戦利品フェーズ
4.ドラゴンフェーズ
5.再編成フェーズ
1.パーティダイスフェーズ
このフェーズでは、パーティダイス7個が自動で振られます。パーティダイスは、このラウンドで同行する仲間を表します。通常は何もできませんが、英雄カードによってはここで特殊能力を使うことができます。
2.モンスターフェーズ
このフェーズでは、まず階層(1~10)と同じ数分のダンジョンダイスを振ります。
モンスター・宝箱・ポーションの出目はダンジョンスペースへ、ドラゴンの出目はドラゴンの住処スペースへ配置します。なお、ダンジョンスペース・ドラゴンの住処スペースに置けるダイスの数は合計7個までです。
モンスターダイスがなかった、もしくはすべてのモンスターを倒すことができれば、次のフェーズへ移ります。
プレイヤーが行えるアクションは以下の通りです。
①モンスターとの戦闘
ダンジョンスペースにある1種類のモンスターダイスと仲間のパーティダイスの戦闘を行います。複数の種類のモンスターとは戦闘できない点に注意です(英雄カードで例外はあります)。
操作は、倒したいモンスターと戦闘する仲間を選択しプレイングエリアに移動させ、上の「モンスターとの戦闘」を選択します。
モンスターを倒すことができれば、使用したパーティダイスは墓地へ移動します。仲間には、それぞれ戦闘を得意とするモンスターの種類があります。
- 戦士
戦士はゴブリンを何個でも倒すことができます。スケルトンとウーズは1個倒すことができます。 - 僧侶
僧侶はスケルトンを何個でも倒すことができます。ゴブリンとウーズは1個倒すことができます。 - 魔術師
魔術師はウーズを何個でも倒すことができます。ゴブリンとスケルトンは1個倒すことができます。 - 盗賊
盗賊はどのモンスターでも1個倒すことができます。 - 勇者
勇者はどのモンスターを何個でも倒すことができます。
②巻物の使用
巻物を使用すると、パーティダイスやダンジョンダイスを何個でも振り直すことができます。運要素がかなり強いので、ピンチにもチャンスにもなりえることがあります。
操作は、巻物と振り直したいパーティダイスやダンジョンダイスを選択しプレイングエリアに移動させ、上の「巻物を使う」を選択します。
③ダンジョンの脱出
モンスターを倒せなかった場合、ダンジョンから脱出しなければなりません。ダンジョンから脱出すると、これまで得た経験値は獲得できず、ラウンドを終えることになります。
操作は、真ん中にある「ダンジョンから逃げ出す(経験値なし)」を選択します。
3.戦利品フェーズ
このフェーズでは、前のフェーズで出た宝箱ダイスとポーションダイスの処理を行えます。
なお、何も処理をせずこのフェーズを終えることもできます。何もしない場合の操作は、真ん中にある「次のフェイズ」を選択します。
プレイヤーが行えるアクションは以下の通りです。
①宝箱を開ける
パーティダイスを使用して宝箱を開けることが可能です。なお、盗賊・勇者は何個でも宝箱を開けることができますが、それ以外の仲間は1個だけ宝箱を開けることができます。使用したパーティダイスは墓地へ移動します。
操作は、宝箱ダイスと宝箱を開ける仲間を選択しプレイングエリアに移動させ、上の「宝箱を開ける」を選択します。
宝箱を開けると宝物トークンをランダムで獲得できます。宝物トークンの種類や効果については後述します。
②ポーションを使う
パーティダイスを使用してポーションを使うことが可能です。なお、戦士・僧侶・魔道士・勇者は何個でもポーションを使うことができますが、盗賊は1個のポーションを使うことができます。巻物でもポーションを1個使うことができます。使用したパーティダイスは墓地へ移動します。
ポーションを使用すると、墓地にあるパーティダイスを任意の種類のパーティダイスとして復活させることができます。
操作は、ポーションダイスとポーションを使う仲間を選択しプレイングエリアに移動させ、上の「ポーションを飲む」を選択します。その後、どの仲間のパーティダイスを加えるかを選択します。
4.ドラゴンフェーズ
ドラゴンの住処に3個以上のドラゴンダイスが置かれている状態で、このフェーズになるとドラゴンとの戦闘となります。
ドラゴンを倒すためには、異なる3種類のパーティダイスが必要となります。使用したパーティダイスは墓地へ移動します。
操作は、ドラゴンダイスは自動でプレイングエリアに移動するので、異なる仲間を3種類選択しプレイングエリアに移動させ、上の「ドラゴンとの戦闘」を選択します。
ドラゴンを倒すと、宝物トークンを1個と1経験値を獲得できます。
ドラゴンを倒せない場合は、これまで得た経験値を獲得できないまま、ラウンドを終えることになります。真ん中にある「ダンジョンから逃げ出す(経験値なし)」を選択しましょう。
5.再構成フェーズ
このフェーズでは、「栄光を求める」か「酒場へ帰還する」か選択することが出来ます。
●「栄光を求める」を選択
「栄光を求める」を選択した場合は、所持しているパーティダイスはそのままで「モンスターフェーズ」からまた始まります。その際、階層が1つ上がります。階層が増えると上記の通り、ダンジョンダイスの数が増えます。より多くの経験値を得るために進む必要がありますが、進めば進むほどパーティダイスの数は減っていくので、危険は増えていきます。
なお、階層が10の場合は、ダンジョンをクリアしたことになるので、「酒場へ帰還する」必要があります。
●「酒場へ帰還する」を選択
「酒場へ帰還する」を選択した場合は、これまで進んだ階層の数字分の経験値を獲得し、ラウンドを終了します。
以上のフェーズを繰り返し、全3ラウンドを終えるとゲームが終了します。より多くの経験値を獲得できるようにプレイしていきましょう。
・宝物トークン
宝箱を開けたり、ドラゴンを倒すと獲得できます。なお、ゲーム終了時に未使用の宝物トークンがあった場合は、基本的に1個につき1経験値を獲得できます。
宝物トークンの詳細は以下の通りです。
●ヴォーパルの剣
戦士のパーティダイスとして使用できます。
●護符
僧侶のパーティダイスとして使用できます。
●力の錫杖
魔道士のパーティダイスとして使用できます。
●盗賊
盗賊のパーティダイスとして使用できます。
●巻物
巻物のパーティダイスとして使用できます。
●不可視の指輪
ドラゴンの住処にあるドラゴンダイスをなくします。これはドラゴンを倒したとみなされないので、宝物トークンや経験値は獲得できません。
●ドラゴンの鱗
ゲーム終了時に獲得したドラゴンの鱗2個につき、追加で2経験値を獲得できます。
●エリクサー
使用することで、墓地にあるパーティダイスを任意の種類のパーティダイスとして復活させることができます。
●ドラゴンの餌
すべてのモンスターダイスをドラゴンダイスに変え、ドラゴンの住処スペースへ移動できます。
●町への扉
現在の階層に等しい数字分の経験値を獲得し、ラウンドを終えることができます。ゲーム終了時に未使用だった場合、1経験値ではなく2経験値を獲得できます。
・英雄カード
英雄カードはゲーム開始時に1枚配られます。
英雄パック2の英雄カードを除く、すべての英雄カードは「初心者側」(表面)から始まります。5経験値を獲得すると裏返し、「マスター側」へと成長します。マスター側になると、後述する特技や究極技が変わります。
英雄カードには、何度でも使用できる「特技」と、ラウンドに1回使用できる「究極技」があります。どの効果も強力なものばかりなので、有効に使用していきましょう。
英雄カードは拡張パックを含めるとかなりの量があるので、別記事にまとめました。英雄カードの詳細を見たい方は、こちらの記事をどうぞ。
・追加ルール
ダンジョンロールの追加ルールは以下の通りです。
●2人プレイ以上の場合
これまではソロプレイについて解説してきましたが、2人プレイ以上場合は、全プレイヤーで最も多くの経験値を獲得したプレイヤーの勝利となります。ただ、他プレイヤーとのやり取りがまったくないので、今回はソロプレイについて解説しました。
●ゲーム設定
英雄カードについて選択することができます。
「ランダムな英雄」にした場合、選択した英雄カードの中からランダムで選ばれます。
「英雄を選ぶ」にした場合、選択した英雄カードの中から好きな英雄カードを選ぶことができます。
「英雄なし」にした場合、英雄カードがない状態でゲームを始めることになります。
●拡張
「基本のゲーム」では、基本的なカード8枚を使用します。
「英雄パック♯1」では、新たなカード8枚を使用します。
「英雄パック♯2」では、少し特殊な新たなカード8枚を使用します。
「キックスターター付属の英雄」では、「基本のゲーム」・「英雄パック♯1」のカードとプロモカード2枚を加えた18枚のカードを使用します。
「全ての英雄」では、全種類計26枚のカードを使用します。
●ミラーマッチ
2人プレイ以上の場合にのみ選択できます。「はい」にした場合、すべてのプレイヤーが同じ英雄カードを使用します。
このゲームを遊んでみて
基本の英雄カードで遊んでみましたが、高得点はなかなか出せませんでした。がんばっても24経験値でギリギリ熟練した探検家が最高点となります。ダイス運がないのか、そこまで遊んでないので戦略が立てられていないのか・・・。それでも、プレイ時間が短いので何回でも遊んで、より高得点を目指したくなります。英雄カードも拡張を含めるとかなりの種類があるので何回遊んでも飽きないですね。遊ぶ相手がいない時に、さくっと一人でプレイできるのでオススメのゲームです。
ダイスを振ってダンジョン攻略をするゲーム『ダンジョンロール』、ぜひ一度遊んでみてください。
それでは、また次の記事で。
コメント
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