【ボードゲームアリーナ ルール解説 ピロス(Pylos)】勝利のコツは節約?木製の球体配置ゲーム

BGAルール解説

どうも。

今回は、ボードゲームアリーナで遊べる球体配置ゲーム『ピロス』のルールを解説していきます。2人専用のゲームでサクッと遊べるアブストラクトゲームなので、ぜひ一度遊んでみてください。

ゲームの概要

・ピロスはどんなゲーム?

ピロスは、木製の球体を配置しながら、ピラミッドの頂点を目指すアブストラクトゲームです。ゲームの詳細は以下の通りです。

プレイ人数:2人   プレイ時間:7分
難易度:2   戦略:4   運:0   やり取り:0   (全5段階)

※BGAより参照

・デザイナーの紹介

ピロスのデザイナーは、イギリスのエンジニアであるデビット・ロイフェ氏です。以前紹介した 『クアルト』と同じくGigamicから販売されているゲームで、木製のおしゃれなゲームですね。

ゲームのルール

・ゲームの勝利/終了条件

どちらかのプレイヤーが頂点に配置するとゲームが終了し、そのプレイヤーの勝利となります。また、どちらかのプレイヤーの玉がなくなってもゲームが終了し、玉が残っているプレイヤーの勝利となります。

・ゲームの準備

この準備はBGAでは自動で行われます。メインボードを置き、各プレイヤーは白か黒の玉を15個受け取ります。

・ゲームの流れ

各プレイヤーは、自分の色の玉を1個ボードに配置するアクションを行います。

自分の色の玉は空いているマスに好きなように置くことができます。

玉が2×2の正方形に配置されると、その上にも玉が置けるようになります。この際に、普通に1個置くこともできますが、すでに置いてある自分の色の玉を上に置き換えることもできます。このゲームは、玉を節約することが重要なので、問題がなければ置き換えた方がいいでしょう。

上に置き換える場合の操作は、上の「ボールを上段に上げる」を選択後、置き換える玉を選んだ後に置く場所を選択します。

そして、自分の色の玉で2×2の正方形を作ることができると、1~2個まで自分の玉を手元に戻すことができます。その際に、支えている玉は戻すことはできません。何度も繰り返しますが、玉を節約することが重要なので、問題がなければ戻した方がいいでしょう。

操作は、戻したい玉を選択します。その後、2つ目を戻さない場合は上の「戻さない」を選択します。

なお、上の段への置き換えや、自分の玉を手元に戻す際には、相手の玉の配置をよく見てから行いましょう。

自分の玉がなくなり、そのマスに相手の玉が置かれて正方形が完成してしまうと、相手にも得になってしまうので、置き換えや手元に戻す前に相手の玉の配置を確認しましょう。時には、置き換えをしなかったり、1個だけ手元に戻すということも重要です。

以上のアクションを繰り返し、玉がピラミッドの頂点に置かれるとゲームが終了し、頂点に置いたプレイヤーの勝利となります。

なお、プレイヤーの玉がなくなると、玉が残っているプレイヤーのターンがピラミッドの頂点に置かれるまで続くので、玉がなくなったプレイヤーは負けとなります。そのため、玉の節約は重要になるわけですね。

・追加ルール

ピロスの追加ルールは2つあります。上記で説明したルールは「スクエア」になります。

●アドバンス
ルールを「アドバンス」にした場合、正方形だけでなく、自分の玉を縦横にそろえると1~2個まで手元に戻すことができるようになります。

このルールでは、1段目では4個そろえると、2段目では3個そろえると手元に戻すことができます。3段目では2個そろえても手元に戻すことはできません。

●チルドレン
このルールでは、玉を手元に戻すこと自体がなくなります。

このゲームを遊んでみて

先を読む力が試されます…!何も考えずに置いたり、置き換えたりしていくと、いつのまにか相手よりも玉がぜんぜん少ない…、なんてことがかなりありました。せっかく正方形をそろえても、自分の玉がなくなることで相手に利益を与えてしまうこともあるので、注意が必要ですね。負けたとしても、すぐに遊べるゲームなので、いろんな置き方を考えながら再戦してみてください。

さくっと遊べるアブストラクトゲーム『ピロス』、ぜひ一度遊んでみてください。

それでは、また次の記事で。

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