どうも。
今回は、ボードゲームで遊べる、ダイスでカードを奪い合うゲーム『ローリンバンプ』のルールを解説していきます。ゲームはダイスを振るだけの簡単なゲームですが、どのダイスを残し、どのダイスを振り直すか、悩ましい状況を楽しめるゲームなので、ぜひ一度遊んでみてください。
ゲームの概要
・ローリンバンプはどんなゲーム?
ローリンバンプは、ダイスを使って、得点カードを得るために出目を揃えることを目指すゲームです。ゲームの詳細は以下の通りです。
プレイ人数:2~5人
プレイ時間:14分
難易度:2/5
戦略:2/5
運:4/5
やり取り:2/5
※BGAより参照
・デザイナーの紹介
ローリンバンプのデザイナーは、ルイ=ニコラ・ドゾワ氏です。ダイスを使ったゲームは多くありますが、出目を揃えて相手のカードを奪うことができるゲームはあまり見ないですね。
ゲームのルール
・ゲームの勝利/終了条件
ジョーカー(真ん中)の山札以外の山札が1つでも切れたら(5人プレイ時は2つ)ゲームが終了し、最も多くの勝利点を得たプレイヤーの勝利となります。
・ゲームの準備
この準備はBGAでは自動で行われます。
まず、ジョーカーカードを場の中央に配置し、4色(赤・オレンジ・青・黒)12枚計48枚の得点カードをシャッフルし、その周りにプレイ人数に応じた枚数の山札を配置します(2人6枚の山札個、3・4人4枚の山札9個、5人3枚の山札12個)。余ったカードはゲーム中使用しません。
各プレイヤーには、それぞれの色のダイスを5個ずつ配り、白色のボーナスダイスは場の中央に配置します。
・ゲームの流れ
このゲームは以下の3つのアクションを順に行っていきます。
1.カードを回収する
2.ダイスを振る
3.ダイスをカードに置く
1.カードを回収する
自分の手番開始時に、場のカードの上に自分のダイスがある場合、このアクションを行います。
そのため、ゲーム開始時はこのアクションは行いません。
自分のダイスが置かれている得点カードと、その上にあったダイスを回収します。
2.ダイスを振る
自分のダイスをすべて振ります。
ただし、ゲーム開始時のみ1番目のプレイヤーは3個、2番目のプレイヤーは4個振ります。
ダイスは2回まで振りなおすことができます。ダイスは好きな数保持することもできますし、一度保持したダイスを振り直すこともできます。
3.ダイスをカードに置く
振り終えたダイスを場のカードの上に置きます。
得点カードは、ダイスの置き方が以下のように決まっています。
●シングル(1点)
指定された出目のサイコロを好きなだけ置くことができます
●2カード(2点)
同じ出目のサイコロを2個そろえることで置くことができます
●3カード(5点)
同じ出目のサイコロを3個そろえることで置くことができます
●4カード(12点)
同じ出目のサイコロを4個そろえることで置くことができます
●5カード(ジョーカーカード・15点)
同じ出目のサイコロを5個そろえることで置くことができます
●3ストレート(3点)
3つの連続した数字の出目のサイコロを置くことができます
●4ストレート(7点)
4つの連続した数字の出目のサイコロを置くことができます
●5ストレート(10点)
5つの連続した数字の出目のサイコロを置くことができます
条件を満たすことができれば、複数の得点カードの上にダイスを置くことができます。
これらの得点カードの上にダイスを置き、次の自分の手番になると、その得点カードを得ることができる、ということですね。
●「バンプ」について
ダイスを得点カードの上に置く時、すでに相手のダイスが置いてある得点カードでも、自分の出目の方が大きければ、その得点カードを奪える「バンプ」を行うことができます。
シングルの場合、より多くのダイスを置くことでバンプできます。
2カード~5カードの場合は、出目の数字が大きいとバンプすることができます。
ストレートの場合は、合計の値が大きければバンプすることができます。
●ボーナスダイスについて
得点カードの上に置けなかった、残ったダイスはいったん白色のボーナスダイスの近くに置かれます。このダイスが次の自分の手番まで残っていた場合、その手番中ボーナスダイスを使用することができます。
ボーナスダイスは通常のダイスと同じように振ります。ボーナスダイスは得点カードの上に置くことはできませんが、通常ダイスの1つを、ボーナスダイスの出目に変えることができようになります。なお、ボーナスダイスは使っても使わなくても、その手番を終えると場の中央に戻します。
ボーナスダイスの近くに置いたダイスは、他のプレイヤーのダイスによって変わることがあります。すでに置いてあるダイスの合計よりも、新しく置かれるダイスの合計が大きい場合は、そのプレイヤーのダイスが置かれ、すでに置いてあるダイスはプレイヤーのもとへ戻ります。
・得点計算
ジョーカーカード以外の山札が1つでもなくなると(5人プレイ時は2つ)ゲームが終了となります。ゲーム終了時に自分のダイスが得点カードの上にあった場合は、その得点カードはそのプレイヤーのものとなります。
得点計算は、手に入れた得点カードの点数と、色によるボーナス点、ボーナスダイスによる得点の合計で決まります。
色によるボーナスは、それぞれの色をより多く集めと得点が大きくなっていきます。なお、ジョーカーカードは、1番多くのカードを集めた色に加わります。
また、ゲーム終了時にボーナスダイスを得る権利を持っていたプレイヤーはボーナスダイスを振り、その出目分の勝利点を得ます。
上の画像の場合、カードの得点が「10+1+1+2+7+1+10+5」で37点、色ボーナスは黒色が5枚で15点、ボーナスダイスは別のプレイヤーなので0点、合計52点となります。
以上の得点計算で、最も多くの勝利点を集めたプレイヤーの勝利となります。
このゲームを遊んでみて
最初の出目を見て、どの得点カードに置くのか考えるのが悩ましいですね。ストレートを揃えていくか、2カード、3カードで揃えるか悩ましい場面がありました。それでも、4カードや5ストレートが出た時はとてもうれしくなります。遊んでいる感じはBGAで遊べる『ヤッツィー』にも近いところがあると思いました。ただ、相手が取ろうとしているカードを乗っ取れる点や、お助けのボーナスダイスがある点などで異なり、それが楽しめる点でもありますね。ただ、やはりダイスを使うゲームなのでかなり運には左右されてしまいます。時には何もできずにゲームを終えてしまう、なんてこともありました(笑)。
相手のカードも乗っ取れる、運勝負のダイスゲーム『ローリンバンプ』、ぜひ一度遊んでみてください。
それでは、また次の記事で。