どうも。
今回は、ボードゲームアリーナで遊べるマンカラ要素のあるくだものあつめゲーム『くだものあつめ』のルールを解説していきます。有名なボードゲーム『マンカラ』の要素を含んだかわいいゲームになっているので、ぜひ一度遊んでみてください。
ゲームの概要
・くだものあつめはどんなゲーム?
くだものあつめは、海上の島に果物農園の経営者となり、果物を栽培し収穫し市場で販売するゲームです。ゲームの詳細は以下の通りです。
プレイ人数:1~4人
プレイ時間:6分
難易度:1/5
戦略:4/5
運:1/5
やり取り:0/5
※BGAより参照
・デザイナーの紹介
くだものあつめのデザイナーは、Jun-ichi Shinde氏です。この『くだものあつめ』はボードゲーム版とカードゲーム版で発売されていますね。
ゲームのルール
・ゲームの勝利/終了条件
勝利条件となる果物のセットを誰か1人のプレイヤーが作るか、山札の最後の1枚が場に補充されたラウンドでゲームが終了し、果物のセットを作ったプレイヤーの勝利となります。
・ゲームの準備
この準備はBGAでは自動で行われます。
まず、「農園ボード」を用意し、12時の位置に「おうちカード」を配置します。その後、残りの「畑カード」(なし、パイナップル、プラム、バナナ、いちご、雨)をシャッフルし、残りのマスに配置していきます。
また、おうちカードの隣の畑カードから時計回りに「種コマ」を2個ずつ3枚目までに配置します。残りの種コマは中央に置いておきます。
最後に、「市場カード」をシャッフルし、場に4枚並べ、残りを山札とします。
・ゲームの流れ
このゲームは、自分の手番中、以下の2つのフェーズを順に行います。
1.種まきフェーズ
2.水やり/購入フェーズ
1.種まきフェーズ
このフェーズでは、自分の畑カードの上にある種コマを移動させます。
まず、おうちカード以外の種コマのある畑カードを1枚選択します。その畑カードの上にある種コマを、次の畑カードから時計回りに1個ずつ種コマを配置していきます。
なお、後述する水やりアクションを行う場合、最後に置いた畑カードの上に果物のアイコン分の種コマを配置します。
なお、最後に種コマを置いた場所がおうちカードだった場合、もう一度この種まきアクションを行います。1手番で種コマを最後におうちカードの上に置けさえすれば何回でも可能です。後述する購入アクションで、おうちカードの上にある種コマを使うことになるので、できる時におうちカードの上に種コマを置いておくのもいいかもしれませんね。
2.水やり/購入フェーズ
種まきが終わると、水やりアクションか購入アクションの2つのうち、どちらかを行うことができます。
・水やりアクション
このアクションは、種まきアクションによって最後に種コマが置かれた畑カードの上に、さらに種コマを配置します。
配置する種コマは、その畑カードのアイコン数分の種コマを配置します。つまり、梨・パイナップルなら1個、プラム・バナナなら2個、いちごなら3個の種コマを配置します。なお、雨カードはアイコンが2個あるので、種コマを2個増やします。
・購入アクション
このアクションは、場にある市場カードを購入します。
種まきアクションによって最後に種コマが置かれた畑カードと同じ種類の果物の市場カードが場にある場合、おうちカードの上にある種コマを支払って市場カードを購入することができます。なお、購入せずに水やりアクションを行うことも可能です。
種コマのコストは、果物の種類と市場カードの位置によって変わってきます。まず、果物のアイコンの数分の種コマが必要となります。さらに、市場カードは一番右側は果物のアイコン分のコストで済みますが、左にずれるたびにコストが+1となっていきます。
例えば上の画像の場合、プラムの市場カードを購入するとなると、コストはプラムのアイコンが「2」、市場カードの位置が右から2番目なので追加で「1」、合計3個の種コマが必要となります。
市場カードを購入した場合、おうちカードの上にある種コマはコスト分支払い、さらに購入した果物の畑カードの上にある種コマもすべて支払います。市場カードは山札から補充され、すでにあった市場カードは右側にスライドします。
・ゲームの終了条件
このゲームの終了条件は、市場カードのセットいずれかを1人のプレイヤーが作るか、山札の最後の1枚が場に補充された時点のラウンドでゲーム終了となります。市場カードのセットは以下の通りです。
- バラエティセット
5種類の果物が各1枚以上集める - よくばりセット
同じ果物を4枚集める - ニコニコセット
同じ種類の果物を2枚、3セット集める - ファミリーセット
同じ種類の果物を2枚、3枚のセットを1つずつ集める
以上のカードセットを作ったプレイヤーの勝利となります。なお、同じラウンドでカードセットを作ったプレイヤーが複数人いた場合、カードに描かれた果物のアイコン数が多いプレイヤーの勝利となります。
・追加ルール
くだものあつめの追加ルールは以下の通りです。
●畑カードの設定
ゲーム開始時の畑カードの配置をすべてのプレイヤーで同じ配置にするか、ランダムにするか選択できます。
●子供向けルール
このルールを「はい」にすると、場に公開される市場カードは3枚となり、配置によるコストはなくなります。つまり、市場カードのコストは果物のアイコン分だけとなります。またゲームの終了条件も、カードセット関係なく、5枚の市場カードを集めたプレイヤーの勝利となります。
このゲームを遊んでみて
簡単ですが、頭を使うゲームだな!と思いました。種コマを増やす、おうちカードの上に種コマを置く、市場カードを購入できるように、種コマの配置の終着点をその果物にできるように調整する…、など考えることはたくさんあります。種コマの終着点をおうちカードの上にすると、何回でも種まきアクションを行うことができるので、積極的に置いていきたいですね。また、子供向けの優しめのルールもあるので、サクッと遊びたい時はいいかもしれないですね。
マンカラの要素を組み込んだ、かわいい果物集めゲーム『くだものあつめ』、ぜひ一度遊んでみてください。
それでは、また次の記事で。