どうも。
今回は、ボードゲームアリーナで遊べる怪獣による大暴れゲーム『キング・オブ・トーキョー』のルールを解説していきます。投稿時はまだベータ版ですが、日本語対応もされ普通に遊べます!最大6人まで遊べて、攻撃や回復、特殊効果でみんなでワイワイすることができるので、ぜひ一度遊んでみてください。
ゲームの概要
・キング・オブ・トーキョーはどんなゲーム?
キング・オブ・トーキョーは、プレイヤーが怪獣となり、トーキョーを舞台に暴れ回るゲームです。ゲームの詳細は以下の通りです。
プレイ人数:2~6人 プレイ時間:17分
難易度:2 戦略:2 運:3 やり取り:0 (全5段階)
※BGAより参照
・デザイナーの紹介
キング・オブ・トーキョーのデザイナーは、リチャード・ガーフィールド氏です。キング・オブ・トーキョーは多くの派生や拡張が出ており、『キング・オブ・ニューヨーク』や『キング・オブ・トーキョー:ダークエディション』があります。BGAで遊べるこのゲームも新版ですね。
ゲームのルール
・ゲームの勝利/終了条件
誰か1人のプレイヤーが勝利点20点を獲得するか、1人のプレイヤーを残して他のプレイヤーが戦闘不能となるとゲームが終了し、勝利点を獲得した、または生き残ったプレイヤーの勝利となります。
・ゲームの準備
この準備はBGAでは自動で行われます。
メインボードを置き、66枚あるパワーカードをシャッフルし、上から3枚を表向きに並べ、残りを山札にします。また、6個の専用ダイスとエネルギーキューブを用意します。専用ダイスは「1・2・3・エネルギー・攻撃・回復」の面があります。
そして、各プレイヤーには、自分のモンスターボードが配られます。モンスターボードは、勝利点が「0」、体力が「10」の状態にします。なお、このゲームでは勝利点を星マーク、体力をハートマークで表します。
・ゲームの流れ
各プレイヤーは、自分の手番に以下の3つのアクションを行います。
1.ダイスを振る
2.ダイスを解決する
3.パワーカードを購入する
1.ダイスを振る
専用ダイス6個を最大3回まで振ることができます。その際にダイスをキープし、残りを振り直すことも可能です。なお、2回目の振り直しの際に一度キープしたダイスを振り直すこともできます。
操作は、キープしたいダイスを選択すると、ダイスはキープゾーンに移ります。その後、「ダイスを振り直す」を選択すると振り直します。
特に振り直しが必要ない場合は、上の「確定」を選択します。
2.ダイスを解決する
この処理は自動で行われます。確定したダイスを1種類ずつ解決していきます。ダイスの処理は4種類あります。
①勝利点
「1・2・3」の面が勝利ポイントの処理です。
同じ数字が3つ出ている場合、その数字と同じ勝利点を得ることができます。また、同じ数字が4個以上ある場合は、超えた1個につき追加で1点得られます。
②エネルギー
「エネルギー」の面はエネルギーキューブを獲得できます。
エネルギーの面が出たダイスの個数分だけ、エネルギーキューブを獲得できます。
③攻撃
「攻撃」の面は他プレイヤーに攻撃することができます。
攻撃の面が出たダイスの個数分だけ、他プレイヤーの体力を減らします。
攻撃の処理は、自分のモンスターがトーキョーにいるかいないかで処理が変わります。
●ゲーム開始時
ゲーム開始時、トーキョーには誰のモンスターもいません。攻撃の処理をしなくてもスタートプレイヤーがトーキョーに自分のモンスターを配置します。
●トーキョーに自分のモンスターがいる場合
自分のモンスターがトーキョーにいる状態で、攻撃の処理を行った場合、トーキョーにいないプレイヤー全員に攻撃を行います。
●トーキョーの外に自分のモンスターがいる場合
自分のモンスターがトーキョーの外にいる状態で、攻撃の処理を行った場合、トーキョーにいるプレイヤーに攻撃を行います。
・トーキョーについて
トーキョーにモンスターが入ると即座に勝利点を1点獲得できます。また、トーキョーにいる状態で自分の手番が回ってくるたびに、勝利点を2点獲得できます。
しかし、トーキョーにいるモンスターは後述する「回復」を行うことはできません。
自分のモンスターがトーキョーにいる状態で攻撃を受けた場合、トーキョーにとどまるか離脱するかを選べます。離脱した場合、攻撃したプレイヤーのモンスターがトーキョーに入ります。
④回復
「回復」の面は自分のモンスターの体力を回復することができます。
回復の面が出たダイスの個数分だけ、自分のモンスターの体力を回復できます。なお、体力は10を超えて回復はできません(パワーカードの効果次第では10以上回復できます)。また、上記の通り、トーキョーにいるモンスターは体力を回復できません。
3.パワーカードを購入する
エネルギーキューブを支払い、場に出ているパワーカードを購入することができます。
パワーカードの購入コストは、カードの左上に書かれています。カードを購入すると、山札から1枚めくり場に並べ、常に場に3枚のパワーカードがある状態にします。
パワーカードには「保持」と「破棄」の2種類があります。「保持」のカードは獲得後、自分の場に並べ常時効果を発動したり、条件を満たすことで効果を発動するものがあります。「破棄」のカードは、獲得した瞬間にカードの効果を発動し、カードは捨てます。
また、エネルギーキューブを2個支払うことで、場にある3枚のパワーカードを捨て、新たに3枚のパワーカードを並べることも可能です。
操作は、購入するカードを選択するか、上の「カードの更新」を選択します。
なお、エネルギーキューブさえあれば、1手番で何回でも上記の処理を行うことができます。
●戦闘不能について
体力が0になると、そのモンスターは戦闘不能となり、ゲームから退場することになります。回復を忘れず、自分の体力を管理するよう注意しましょう。
以上のアクションを繰り返し、誰か1人のプレイヤーが勝利点20点を獲得するか、 1人のプレイヤーを残して他のプレイヤーが戦闘不能となるとゲームが終了し、勝利点を獲得した、または生き残ったプレイヤーの勝利となります。
なお、パワーカードの効果で体力が0となると同時に勝利点が20点になった場合、そのプレイヤーの勝利とはならず、ゲームから退場することになります。また、すべてのモンスターが同時に戦闘不能になった場合、全員の敗北となります。
・5~6人時のルール
5~6人で遊ぶ際には、メインボードのトーキョーと追加で「トーキョー湾」を使用します。
誰かがトーキョーに入り、次のプレイヤーの手番時にトーキョー湾が空いていると自動的にトーキョー湾に入ります。トーキョー湾の処理はトーキョーと同じです。
- トーキョー・トーキョー湾に入ると即座に勝利点1点を獲得、次の自分の手番まで回ってくると勝利点2点を獲得できます。
- トーキョー湾にいるプレイヤーの攻撃は、トーキョーの外にいるプレイヤー全員に攻撃します。つまり、トーキョーにいるプレイヤーには攻撃されません。
- トーキョーの外から受ける攻撃は、トーキョー・トーキョー湾にいるプレイヤーが受けます。
- トーキョー・トーキョー湾で攻撃を受けたプレイヤーはとどまるか離脱するか選びます。離脱したプレイヤーがいると、攻撃したプレイヤーが空いた場所に入ります。どちらのプレイヤーも離脱した場合は、攻撃したプレイヤーはトーキョーに入ります。
- トーキョー・トーキョー湾にいるプレイヤーは回復ができません。
なお、戦闘不能になるプレイヤーが出て、4人になった場合はトーキョー湾を使えなくなります。トーキョーにいたプレイヤーが戦闘不能となった場合、攻撃したプレイヤーがトーキョーに入り、トーキョー湾にいたプレイヤーは外に出ることになります。
・追加ルール
キング・オブ・トーキョーの追加ルールは以下の通りです。
●モンスターの選択
使用するモンスターをランダムにするか、自分で選べるか選択できます。モンスターごとに能力差はないので、好みのモンスターがいる場合は選択できるようにしましょう。
●何もできないフェイズのスキップ
何もできないフェイズを自動でスキップするかどうか選択できます。基本的には時間短縮のために有効にすることをオススメします。
●2人用バリアント
2人プレイ時の専用ルールです。有効にすると、トーキョーに入る、またはトーキョーにとどまり手番が回ってくる時の勝利点がエネルギーキューブに変わります。
このゲームを遊んでみて
攻撃して攻めるか、確実に勝利点を稼ぐか、安全のために回復するか…、勝ち方は様々です。パワーカードもいろいろな効果のカードが多くあるので、毎回楽しめます。序盤で戦闘不能になると何もできなくなるので、そこだけは注意しましょう。個人的に特撮が好きなので、こういう怪獣が暴れるゲームは遊んでいて楽しいです。
怪獣たちが大暴れするゲーム『キング・オブ・トーキョー』、ぜひ一度遊んでみてください。
それでは、また次の記事で。