【ボードゲームアリーナ ルール解説 ニムト(6 nimmt!)】6枚目を置くのは誰だ?ドキドキのカードゲーム

BGAルール解説

どうも。

よくよく考えたら、前回までの紹介したゲームはどちらもプレミアム会員限定のゲームでした。というわけで、今回はボードゲームアリーナで無料のユーザーでも遊ぶことができる上に、初心者向け、かつとても楽しいゲーム『ニムト』を紹介していきます。

ゲームの概要

・ニムトはどんなゲーム?

ニムトは、減点カードである「牛」のカードを相手プレイヤーに押し付けあうゲームになります。なぜ牛なのかはちょっとわかりませんでした…。牛が「のろま」を表すとかなんとか、と言われてもいますね。ゲームの詳細は以下の通りです。

プレイ人数:2~10人   プレイ時間:19分
難易度:1   戦略:1   運:4   やり取り:3   (全5段階)

※BGAより参照

・デザイナーの紹介

ニムトのデザイナーは、ヴォルガング・クラマー氏です。ニムトの他にも『ハチエンダ』や『トーレス』のデザイナーでもあります。また、ニムトは「ドイツNo.1カードゲーム」と呼ばれるほど有名で、面白いゲームとなっています。

ゲームのルール

・ゲームの勝利/終了条件

誰か一人でも、持ち点である66点を失い、そのラウンドが終了するとゲームが終わり、その時点で最も持ち点を持っている(持ち点を失っていない)プレイヤーの勝利となります。

・ゲームの準備

この準備はBGAでは自動で行われます。1~104の数字のカードをよく混ぜて、伏せたまま各プレイヤーに10枚ずつ配ります。他に、4枚のカードを表にして場の中央に置きます。余ったカードは使いません。

・ゲームの流れ

このゲームで行うことは、手札から伏せたままカードを1枚出すことのみです。
操作は、場に出したいカードを選択するだけです。全員が決めるまでは自由に選択し直すこともできます。

全員が場に出すカードを選択したら、カードを開示し、場のカードに並べていきます。

場に出したカードの処理は、数字の小さいカードを出したプレイヤーから順番に行っていきます
場に出したカードは(46,47,83,95,101)です。この順番に場のカードに並べていきます。

場のカードに並べる処理はBGAでは自動で行われます。
並べ方は、場のカードの中でそのカードよりも大きく、かつ最も数字が近いカードの最後尾に並べられます。
この場合(46,47)は45の隣へ、(83)は84の方が近いですが、84よりも小さいので60の隣へ、(95,101)は84の隣へと並べられました。

このアクションを手札がなくなるまで繰り返していきます。

ここで注意です!
場に並べることができるカードは5枚までです。

6枚目のカードを出してしまったプレイヤーはその行の最後尾以外のカード5枚を引き取ります。
そして引き取ったカードに描かれている三角のアイコン分の点数を持ち点からマイナスします。三角のアイコンはカードの中央上部と下部にあります。

この場合、アイコンの数は、(45)が2つ、(46,47,57)が1つ、(50)が3つなので合計8点が持ち点から引かれます。初期の持ち点は66点で、この持ち点が勝利点となるので、なるべくカードは引き取らないようにしましょう。

そして、最後尾のカード(出したカード)は先頭になります。

また、出したカードがどの行の最後尾よりも小さく、並べることができなかった場合は、任意の1行のカードを引き取ることになります。操作は引き取る行の赤い矢印を選択します。
カードを引き取り、アイコン分を持ち点から引き、出したカードは先頭になります。

この場合は、場のカードが(85,100,89,104)なので、場に出した「50」のカードはどの最後尾よりも小さいです。そのためどの行のカードを引き取るか選択しなければなりません。

このアクションを繰り返し、手札がなくなると次のラウンドになります。
カードはすべて回収され、また同じようにアクションを行っていきます。

そして、誰か一人でも持ち点をすべて失ったラウンドが終了すると、ゲームが終了し、その時点で最も持ち点を持っている(持ち点を失っていない)プレイヤーの勝利となります。

このゲームを遊んでみて

「No.1カードゲーム」の名は伊達ではありません。とても面白いです。戦略を立ててカードを出したとしても、他のプレイヤーが思いもしないようなカードを出してきたりもするので、1手順1手順がとても楽しいです。5人が推奨のゲームとされていますが、人数が多ければ多いほどカオスになるゲームだと思います。

また、ニムトには追加ルールが多く存在します。4人以下のプレイ時におすすめの、全体のカード枚数を減らして遊ぶ「戦略」や、「戦略」のルールにさらにルールを追加する、手持ちのカードを自分で選ぶことができる「論理」、そして本来であれば並べることのできない先頭の前にカードが置くことができるようになる「プロフェッショナル」があります。一風変わったニムトが遊びたい場合はどうでしょうか?

6枚目を置くことになるのは誰なのか。1手順毎に楽しめるカードゲーム『ニムト』。無料ユーザーでも楽しめる、簡単なゲームなので、ぜひ一度遊んでみてはどうでしょうか?

それでは、また次の記事で。

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