どうも。
今回は、ボードゲームアリーナで遊べる家の壁を作っていくパズルゲーム『コペンハーゲン』のルールを解説していきます。ルールはカードを取るか、パズルを置くかの2択なので、簡単に遊ぶことができます!うまくパズルを配置して綺麗な家を作ることができるでしょうか?
ゲームの概要
・コペンハーゲンはどんなゲーム?
コペンハーゲンは、プレイヤーはデンマークの首都コペンハーゲンにあるカラフルな建物が並ぶことで有名なニュハウンという地区の建築家となり、美しい建物を作ることを目的としたゲームです。ゲームの詳細は以下の通りです。
プレイ人数:2~4人
プレイ時間:17分
難易度:2/5
戦略:3/5
運:2/5
やり取り:1/5
※BGAより参照
・デザイナーの紹介
コペンハーゲンのデザイナーは、アスガー・ハーディング・グラネルド氏とダニエル・スキポール・ペダーセン氏です。この2人のデザイナーは2020年の賞をもらった『ディープ・ブルー』のデザイナーでもあります。
ゲームのルール
・ゲームの勝利/終了条件
誰か1人のプレイヤーが12点を獲得する、あるいは「人魚カード」が場に出た時点でゲームが終了し、最も多くの勝利点を獲得したプレイヤーの勝利となります。
・ゲームの準備
この準備はBGAでは自動で行われます。
各プレイヤーには自分の色の「家ボード」が配られます。
「壁タイル」を各色、プレイ人数に応じた枚数用意します。枚数の詳細は以下の通りです。
プレイ人数 | 2タイル | 3タイル | 4タイル | 5タイル |
2人 | 2枚 | 2枚 | 2枚 | 1枚 |
3人 | 2枚 | 3枚 | 2枚 | 1枚 |
4人 | 3枚 | 3枚 | 3枚 | 1枚 |
「獲得カード」を場に7枚並べ、各プレイヤーにはスタートプレイヤーから順に決められた枚数が配られ、残りを山札とします。枚数の詳細は以下の通りです。
プレイ人数 | 1番目 | 2番目 | 3番目 | 4番目 |
2人 | 2枚 | 3枚 | ー | ー |
3人 | 2枚 | 3枚 | 3枚 | ー |
4人 | 2枚 | 3枚 | 3枚 | 4枚 |
また、「正方形タイル」とプレイ人数分の5種類の「特殊効果タイル」、1枚の「人魚カード」を用意します。特殊効果タイルは「任意カード」のみ所持している状態で始まります。
・ゲームの流れ
プレイヤーは自分の手番に、以下の2つのアクションのうち1つを行うことができます。また、任意のタイミングで行える特殊効果タイルのアクションもあります。
1.獲得カードを2枚取る
2.壁タイルを配置する
1.獲得カードを2枚取る
場に並べてある獲得カードを2枚選び、手札に加えます。この時、獲得できるカードは1枚目はどこでもいいですが、2枚目は1枚目に選んだカードの隣にあるカードしかとることができません。
また、手札の上限は7枚です。8枚目を獲得した時点で、7枚となるようにカードを捨てなければなりません。
2枚獲得した後、即座に場にある獲得カードが7枚となるよう山札から補充されます。
山札がなくなると、捨て札から9枚の獲得カードと人魚カード1枚をシャッフルした計10枚の山札を作ります。場に人魚カードが出た時点でゲームは終了となります。
2.壁タイルを配置する
自分の手札の獲得カードを捨て、壁タイルを1枚家ボードに配置します。
この時、配置できる壁タイルは、手札から捨てた色の獲得カードの枚数によります。例えば、上の画像では、赤色の5枚タイルで構成される壁タイルを配置するのに、5枚の赤色の獲得カードを捨てます。
壁タイルは、下に土台が1つでもないと配置することはできません。逆に土台が1マス分でもあれば、家ボードからはみ出さない限り、好きな向き・位置に配置することができます。また、すでに置いてある壁タイルの下にも配置することができます。
重要になってくるのが、壁タイルを配置する時に、すでに配置している同じ色の壁タイルと隣接して配置する場合、手札から捨てる獲得カードの枚数は1枚減ります。お得に配置できるわけですね。
壁タイルを配置するときに、家ボードの紋章に重ねて配置した場合と紋章がある横列すべてに壁タイルを配置した場合、以下の3つの中から1つ、配置ボーナスを得られます。
①未所持の特殊効果タイルを1枚獲得する
まだ自分が持っていない特殊効果タイルを1枚獲得できます。
②正方形タイルを1枚配置する
正方形タイルを1枚獲得し、即座に家ボードに配置します。配置ルールは通常と変わりません。
③使用済みの特殊効果タイルをすべて回復する
後述する使用済みの特殊効果タイルをすべて回復し、再び使える状態にします。
・特殊効果タイルについて
特殊効果タイルは、自分の手番中任意のタイミングで使用することができます。獲得した特殊効果タイルは手番中、何種類でも使うことができます。一度使用した特殊効果タイルは使えなくなります。ただ、前述の配置ボーナスで特殊効果タイルを回復することで、再び使用可能となります。
特殊効果タイルは以下の5種類です。
①任意カード
ゲーム開始時から所持しています。獲得カードを取る時に、隣接したカードではなく、任意の場所のカードを2枚獲得することができます。
②カード追加
獲得カードを取る時に、もう1枚追加で獲得できます。なお、追加の1枚は任意の場所から取ることができます。
③建設の値引き
壁タイルを配置する時に、獲得カードを捨てる枚数を1枚減らすことができます。
④色の変更
壁タイルを配置する時に、1色の獲得カードを指定した色の獲得カードとして扱うことができます。
⑤両アクション
自分の手番中に、獲得カードを2枚取り、そのまま壁タイルを配置することができます。
・得点計算
得点計算は、家ボードに配置した壁タイルによって計算します。
まず横列を壁タイルによって埋められれば1列につき1点、縦列を埋められれば1列につき2点となります。さらに、列をすべて窓付のタイルでそろえられれば、その列の得点は2倍になります。
誰か1人のプレイヤーが12点を獲得する、あるいは「人魚カード」が場に出た時点でゲームが終了し、最も多くの勝利点を獲得したプレイヤーの勝利となります。同点のプレイヤーがいる場合は、最も多くの家ボードをうめたプレイヤーの勝利となります。
このゲームを遊んでみて
パズルゲームとして面白いです!獲得カードを2枚取れるのはいいのですが、2枚目は必ず隣合うものしか取れないというのが中々考えさせられます。特に手札が6枚の時なんかはあと1枚で一番大きい壁タイルを取れるのに、そのために獲得カードを1枚無駄にしなくてはならないというジレンマが発生します。壁タイルの置き方も、紋章を早く埋めていきたいですが、得点を稼ぐには横、高得点を目指すなら縦列もそろえることを視野に入れないといけません。パズルをどう作るか考えながら、どのタイミングで壁タイルを置いていくかも考えないとですね。
カラフルな家の壁を作るパズルゲーム『コペンハーゲン』、ぜひ一度遊んでみてください。
それでは、また次の記事で。